あまみ悠 ギャンブル依存 カウンセリング 相談


パチンコなどのギャンブル依存症が
深刻化しています。

男性だけではなく、女性の間でも、
ギャンブルに依存しているひとが
少なくないとか。

先週観た『Dr 倫太郎』の5話でも、
ギャンブル依存で日常生活に支障が
起きてしまったOLが出てきました。

ぎらぎら光る目でスマホを片手に
馬券をチェックする彼女の姿は
そのまま薬物中毒の姿とそっくり。

倫太郎先生の弟子である男性は
そんな彼女に本気で関わっていましたね。

さて、パチンコ店といえば、
昔は入っていくと煙草を吸っている
年配の男性が多かったように思います。

でも、今はかなりカジュアルで、
手軽に楽しめる雰囲気になっています。

とはいえ、
ギャンブルは一度手を出すと、
自分でセーブすることが難しいもの。

今度こそやめる、

次に出たらやめる、

と思いつつ、
お金をつぎ込んでしまう姿に、

周囲は心配し、叱ったり
諭したりします。

それでも耳を貸さないことも多く

気がついたら借金ばかりが
膨れ上がってしまい、家庭は破綻、

なんてこともあるのです。




なぜ、そんなことになるのでしょう。


それには理由があります。

なぜならば

ギャンブルに依存してしまう心理は
「意思」の問題ではない
からです。


どういうことかというと


・ドーパミン

・自己治癒

・「部分強化」と「間欠強化」




これらの3つの脳と心理の
働きが組み合わさった

やめられなくなるブラックボックス
私たちは多かれ少なかれ持っているからです。



もう少し詳しく説明しますね。


まず、

ギャンブルには

『出た!』

『当たった!』


という興奮があります。



人は快楽を伴う体験をすると、
脳の「側坐核」という
良い行動を評価する神経細胞へ
ドーパミンが放出されて、
心地いい感情が生まれます。

そして

この心地よさを再び感じたい!

脳はそのように感じます。


ドーパミンは予期期待の喜びですから

また、あのような快楽を味わえるんだ!

と予期すると、結果はどうあれ
その行動に魅力を感じます。

そうして、快楽を予期して
何度も体験を繰り返し、
結果、依存に陥ってしまうのです。


次に

快楽や興奮は、不安や恐れをおおい
隠す作用があります。

心の奥底に強い恐怖やトラウマ、
喪失感や見捨てられ不安、自己否定感を
持っていると
脳の「扁桃体」という恐怖や嫌なことに
関連する場所を
無意識に刺激されることがあります。

この「扁桃体」

本能的な情動を司る部位ですので
意思の力ではコントロールできません。

つまり、今現在何もないのに
なぜか強い不安がこみあげる.........

なぜか、極度にあせったり、恐怖にかられる........

そんなある種生きづらい情動が日々
あるとして、

それを一掃できるような快楽や興奮を味わい、
それをさらに味わい続けること。

その無意識の働きを、自己治療といいます。

つまり、知らず知らずに
そのつらい情動をどうにかしようとして
自分なりの治療を行なっているのです。

しかし、快楽や興奮は一定の時間を
過ぎると冷めてしまうし

耐性ができますので、同じことを
していても、だんだんと興奮を
感じなくなってしまいます。

なので、
さらに通う⇒次々に行く⇒ハマる

という悪循環が生まれてしまうのです。


そして、ギャンブルは
「部分強化」「間欠強化」という
心理メカニズムを
うまく利用して作られています。


「部分強化」とは、

「たまに与えられたご褒美を
 嬉しく思う心理の法則」で


「間欠強化」

「時々勝つほうが快感を得てのめりこみやすい」

という心理のこと


ご褒美があるとやりがいが湧きますよね。

それに、それがたまにだから、
嬉しさもひとしおです。

私たちの心理にはそういう側面があります。

もしも行くたびに当たるなら
それはそれでぼろ儲けですよね(笑)

嬉しいかもしれませんが
ハマることはないはずです。


それにしても、ギャンブルって
うまく作られていますね!



ということで、つまり

ギャンブルを一度始めてしまうと
意思ではどうにもならない状態に
陥ってしまうことがあるのです。



たしかに、

ギャンブルは『競争に勝つ』
喜びを与えてくれます。

それがたとえ、
擬似的であったとしても
即効性がありますので

いっときは気持ちが向上し
満たされるかもしれません。


また、浪費やギャンブルは
『競争心』のストレスを感じる
人がはまりやすい
といわれています。


生きていればくやしいこと、
ゆるせない人、むかつく人と出会います。

ストレスがたまりすぎれば
近くにある発散方法を試したく
なるかもしれません。


その代わりに、

お金、時間、人間関係、そして健康、

さらに自尊心、自信を支払うのです。


代償とするものが、大き過ぎます........



アドラー心理学では、
他人と競争することなく、
自分自身の過去と対峙することを
解いています。

ギャンブルに手を出す前に、

代償となるリスクを思い出すこと、

そして、自分自身と
向き合うこと(戦うこと)を
どうか忘れないでいてくださいね。



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