大人になりきれない僕らは…

なんだっけ、このフレーズ?
印象的だから覚えてるけど、出典がわからない。

調べてみると(ほんと、ネットって便利)ヤングマガジン連載の漫画のタイトルだった。
読んだことないからどんな内容なのかわかんないけど。

とある日曜日。
礼拝前にちょっとモーニング…と、人気のベーカリーカフェに行ってみた。

このお店、店内に飲食スペースを広く取りすぎたのか、パンの販売スペースが狭い。ゆえにパンの種類がやや少ない印象。私の好きなデニッシュ系やハード系がやや弱いわ。残念。
でも並んでるパンはどれも美味しそう。優柔不断な私にはこれくらいの品数で丁度いいかも。
さんざん悩んで(少ないのに)、2つ食事系パンを選び、甘い系はどうしようかしらね〜…やっぱり最後には甘系で締めたいわよね。パンなら3つくらい軽くイケちゃうし、う〜ん…
シロップで魅惑的にキラキラ光るメープルキャラメルパンの前をウロウロし、結局「高くつくわね」と、諦めたのでした。ああ庶民。

この日は梅雨入り前の晴天、風もさわやか。青々とした田植え直後の田んぼを眺めながらというのも、またオツよね。ザ☆新潟って感じでさ。
いそいそとテラス席に陣取りまして、いざ実食!

…あれ?なんか、お腹いっぱいだよ。
まだ一個目だよ?え?私、もっと食べられたよね?高校生の頃とかさ、パンなんて3つくらいペロリだったよね?1個で満腹って、あり得ないんですけどー!

「もうあまり食べられなくなった」自分を実感したのはいつ頃からだったか…
寂しいのう…

身体は着実に年齢にふさわしく変化しているし、昨今の新しいことにはもうついていけん、と軽々と白旗を振っているというのに、食べ物を前にするとなぜ20代と同じことができると思ってしまうのだろう。
胃もたれをしらなかったあの頃…唐揚げに魅力を感じなくなる日がくるとは想像すらしなかった。
こうなると、3つ目の甘いパンを諦めたのは英断だったと自分を誉めてあげたい。(ほんとはサイフ事情だったんだけどね)

「まあ、どれも美味しそうだけれど、もうそんなに食べられないから1つにしておこうかしら」ができるのが真の大人だと、私は定義する。

大人になりきれない私は…

私はきっと大人を飛び越して、老害をふりまくメイワクな年寄りになるに違いない。