我が教会にめでたく新しい牧師が着任した。

長くいる私でさえいろいろ目につく古い教会である。
若く新しい目線で見れば、改善したい点などごまんと見つかるだろう。
その上これまで数年間、教会守りがいなかったわけだから、そりゃ若干荒れ気味さ。

ある主日の朝、おお、庭がきれいになっている。おしゃれなフラワーポットなど飾ってあるではないか。

次の主日、なんか壁がスッキリしている…?
いままで無秩序にぶらさがっていた掲示物が、整然と整列している。
そう、新しい住人が来るというのは、こういうことだよな。

かつてホームページを一応開設したものの、いつのまにか開店休業状態。
SNSの現代。ホームページもすでに下火かもしれないが、やはり無しというわけにはいかないだろう。気にはなっていたものの、パソコンも持たずマメでもない私は管理者としては不適当だし。せめて更新する必要のない内容にすればいいのにな〜、と思っていた。(そう、始める時って張り切ってるからさ、礼拝のプログラムとかリアタイ情報載せたがるものなのよね)
前前任牧師のプロフィールが載り、10年近くも前の礼拝情報のまま時が止まった我が教会のHP…嗚呼。
新牧師は早速そこにメスを入れ、Facebookも開設。
仕事早や〜…

長々と前振ったが、そこで何が「主の山の備え」だったかと言うとですね
私に「教会のHPのトップページの文章の英訳と韓訳をせよ」というミッションの白羽の矢が立ったわけですよ。

世間は私の語学力をかな〜り麗しく誤解してくれている。

話す・聞く・読む・書くはそれぞれ異なる能力なわけで
現実はいっそウェブ翻訳の方が優秀なくらいだ。

いや、まあ、やりますよ、やりますけどね。
大筋から外れないよう気をつけますが、かなり意訳・超訳入りますよ。いいですね!

 

「いいですよ」と涼しい顔で返されたものの、やはりどんな文章がくるか来るか心配です。

試される気分で戦々恐々としていたある日、来ました、問題の文章が。あんまり高尚で長文だったらどうしようかと思ったけど、そんなことないみたい。ホッ。

加えて、その日に限ってオーストラリア在住のEちゃんが里帰りしてるではありませんか!(彼女はお母さんが豪州の方なので、むろん英語ペラペラ)
さらに今年度から新潟大学に留学中の、美しい韓国人学生Hちゃんも。
日・英・韓揃い踏み〜!!
こ、これは頼まない手はないでしょう!

いやぁ、みんないい人達だ。嫌な顔ひとつせず、ご快諾くださいました。そしてその場でスラスラスラ〜と魔法のように訳してくれましたよ。
当然ネイティブスピーカー達の訳はナチュラルで素晴らしい。
私がやったら小学1年生の絵日記並みにたどたどしくなったことだろう。
「チューリップが咲きました」
「私はチューリップが好きです」
「なぜならきれいだからです」…みたいな。

主の山に備えあり…
実感した5月最後の主日でありました。

…というか、神様も私には荷が重かろうと思ったんだろうね。
主の憐れみです。

もうすぐひまわりの季節がやってきますね。