私が通っていた小学校、中学校は、
今でいう支援学校に通う事例が多い子供たちも、
同じクラスで教育を受けていました。
特に印象に残っているのは、
自閉症でコミュニケーションが難しい子。
進行性筋ジストロフィーで、出会った頃はかろうじて、
プロテクターを受けて10mぐらい歩ける程度の子。
最初からそのような環境にいたので、
特別に気を遣う感覚もなく、
助けを求められたら声をかける。
明らかにできなさそうな物事がある時は、最初から傍にいる。
相手が出来ることは相手に頼る。
といった、共存ができていたように思います。
私自身は小学校5年、6年でそれぞれ片足を重度の捻挫で2ヶ月、1ヶ月の松葉杖生活になり、
歩くのもままならない、杖に慣れた頃に松葉杖が外れたら、
今度は筋力低下で、1ヶ月以上は足を引きずって歩く状態でした。
5分で行ける道を30分かけて歩くなかで、
「今できることをやって生きていく」ことに
変わりはないのだと、小学生時代に感じたことを覚えています。
周囲に助けを求める方ではありませんでしたが、
両手で杖をついた状態で、鞄を持つのは重たいので、
周りには自然と鞄を持ってくれる友人がいましたし、
授業の間で教室を移動する際に、間に合わない時は同級生が背負ってくれた日もありました。
私自身は貰ったもの以上に
相手に返せていた自信はありませんが、
多様な人への理解、目線を持つ大切さを感じるこの頃です。