めちゃめちゃ久しぶり。
あけましておめでとうございます。
何で3ヶ月越しでブログ書こうと思ったかって、久しぶりにまとめて書いておきたいドラム話があったからです。テーマは
「完コピの仕方」
です。
決してお手軽な方法ではありませんが、誰からも文句を付けられないレベルまでコピーしてやろうという時に、どうすればいいのか。そんな方法を書きます。
というのも、最近そういうことばっかりやっているんですよね。よくある「コピーバンド」って、コピーではないじゃないですか。間違ったとこまで同じように弾くとか、あえてチョーキングのぎこちなさを出すとか、そういうことまではやらない。あくまでも譜面通りとか普通に1回聴いたときに聴こえてくる程度に演奏することをコピーバンドといっています。
でもでも、中には「99年の来日ツアーの演奏を完全に再現」とかやってる人もいるんですよ。
んま、よっぽどのファンでもなければそこまでやらないわけですが。
やらなきゃならないときも出てくるわけですよ。
因みに自分がこれをやるハメになったのは、単なる意地のせい。周りのケツを叩くって意味もあり、文句言わせないっていう意味もあり。
というわけで、方法。ドラムに限りです。これ、「やっていること」を完コピであって、音作りまではカバーしていません。(音作りに関して、あえて言うなら、叩き方を変えろ、チューニングを変えろ、皮を変えろ、深さを変えろ(重要度順)。)
気を取り直して、方法。
1、聴く
はい。そりゃそうですね。聴きます。とりあえず普通にコピーするときのように聴きます。
2、叩く
普通にコピーするときの練習のように叩きます。構成と大まかな雰囲気(リズムパターンとフィルの種類をあわせる)を覚えるくらいまで。ですが、絶対に自分の音を録音しないこと。
3、聴きなおす
徹底的に聴いてください。音源無くてもドラムパート暗記できるくらいが目安。
4、歌う
叩いてはいけません。ひたすら覚えたドラムパートを歌います。頭の中で歌うのがメインで、歩いてるときや電車乗ってるときなど常に歌い続けます。そのとき同時にドラムの叩いている姿を詳細にイメージします。
忘れた部分があったら聴き直します。ここまでは3と4を繰り返しで構いません。とにかく完全に覚えたと思えるところまで、頭の中で歌い続けます。
5、さらに歌う
今度は、聴きなおしてははいけません。自身を持って、今までの過程で完璧にした記憶を頼りに歌いまくります。1週間かそれ以上。そうやって曲を身につけます。体に染みこませます。かなり完璧になったと思えるようになったら、叩いてみてもOKです。でも音源無しで。
6、曲を聴く
曲に合わせて不思議なほどの一体感を覚えると思います。が、絶対に「あれ違う」って思う箇所が出てくるはずです。そこが、普通では気づけない細かい違いの箇所です。
7、5と6を繰り返す
以上。
普通に聴いてるだけでは見逃してしまう細かい部分って絶対にあるんですよ。どんなに細かく聞き取ろうと思っても思い込みなどのフィルターがかかってしまいます。
ではそこに気がつくにはどうすればいいか。一度はその曲を完全に消化して身につけなければいけないんです。
つまり、5の過程では素直に自分が聞いてきた部分が丸々体に身につきます。実際にはまだ細かい音を聞き取れていない状態ではありますが、ここで一度体にしみこませちゃいます。さらにこの段階では原曲を聞いてはいけないので、6の段階で聴いたときに、覚えている部分とは少しだけ異なる部分がありありと見えてくるんです。
もう一度書きます。
あえて一度原曲から遠ざかり、でもその間ちょっとだけ違うものを頭の中で聴いている。だからこそ原曲を聞き直したときに変化に気づける。
要はこれだけ。
これだけですが、曲によっては全く違う曲に聴こえてきます。なんでこんな目立つ変化に気がつけなかったのか!と驚くこともしょっちゅうです。その繰り返しでどんどん本物に近づけるんですよ!
めっちゃファンの人は、頭の中でこれを自然にやってるんですよね。いつだってその曲のことを考えてるから細かいところにも気が付いている。「あ、こんなことまでやってるんだー」って。
でも考えてみれば当たり前の話ですよね。楽器をやったことが無い時に聴いた曲と、ある程度やってから聴く曲、同じ局でも全然違った色が聞こえてくるのと同じことです。
また、頭の中で歌うって言うのは本当に大事で、ドラムは特にイメトレだけで十分なんじゃないかと思うことも多々あります。が、イメージトレーニングをよりリアルなものにするためにもドラムに触れている必要があるんですね。
ドラムに触れることは大事ですが、ドラムに触れてないときも同じかそれ以上に大事です。ドラムがいつでも叩ける環境にあるのも考え物で、単純に叩いている時間が長ければいいってもんでもないんです。むしろ叩かない時間にどれだけ練習するかが上達に必須。音楽的な上達に必須。
村上"ポンタ"秀一の言う「練習しない」はこの極致なんじゃないかと。練習しないとは言っても、セットなど叩いた練習っていう意味で、やっぱりドラムに対する研究量は並外れているんだと思います。
話がずいぶん最初の話題と変わった気がしましたが。
最後はブレッカー兄弟のSome Skunk Funkを村上ポンタ秀一が叩いた動画で閉めます。ちょっとゆっくり。イントロの7/8は普通に8/8になってます。