色即是空
しきそくぜくう
と読みます。
大学3年生の時に見た映画の中で出会いました
これは仏教の考え方で
色(この世)即ち是れ空(空っぽ)なり
「私達が生きているこの世の中とはつまり空っぽなんだ」という意味らしいです
本当はもっと難しい解釈もあるみたいですが、僕はこのように捉えています。
人は過去に戻る事は決して出来ない
未来の事もいくら考えても分からない
僕達が生きている世の中は実体がなく決して捕える事の出来ない物なのかもしれない
ならばどうすればいいのだろう
映画の中では、私達が生きている今を全力で生きていきなさい
という感じに結ばれていました。
過去の自分の行いを後悔して悲しくなる時、未来の事を思って不安でどうしようもなくなる時、僕はこの「色即是空」という言葉を思い出しています。
世の中は空っぽで僕という人間は無力なら、生きている今だけを見つめて生きていこう
この言葉に出会って僕はそう思えるようになりました。