熱中症、脱水症状にならないための工夫 | 可能性の数だけヒカリがあるライフサルベージ


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教育部  鑑定士/ヒーリングセラピスト
紗菜枝
 自己紹介 
 
 
こんにちは。
紗菜枝です。



最近、気温と湿度が上がってきた。
この時期は本当に過ごしづらい。
来週には、関東では30度を超えると予想されている。



介護の仕事をしていた時に、この時期利用者さんにかけなければならない言葉がある。
熱中症、脱水症状に対する注意喚起だ。
この時期、湿度は高くても気温は高くないことも多い。
多くの人は気温が高くなければ、熱中症のことなど気に留めない。
しかし、湿度が高いだけでも熱中症、脱水症状の危険はある。
特に、高齢者や乳幼児は注意が必要だ。


乳幼児は自分で暑いと言えないから注意は当然としても、なぜ高齢者もなのかと言えば、暑さや喉の渇きを感じる機能が衰えており、自分で気付きにくいからだ。



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高齢者はまず脱水症状にならないための注意をしたい。
人の体の水分は大人が約60%と言われているが、高齢者は約50%と、もともと体内の水分量が少ないので、脱水症状になりやすい。


汗をかく機能が衰えているので、汗をかかず体温が上昇しやすい。
喉の渇きもあまり感じない。
介護者はその上で、喉が乾く前に、あるいは喉が渇いてなくても水分を取るように話す。
しかし、喉が渇いてないのに水を飲むというのはなかなかできないことだ。
ましてや、高齢になれば台所まで行って水を持ってくるのもおっくうなものだ。
食事を摂る量も減るので、食事からの水分摂取も見込めない。


家族の方などは、ついつい遠慮なく言ってしまうので、なぜ飲まないの、とか、飲むように言ったでしょう、なとど責めてしまうこともある。
しかし、自分に置き換えて考えてほしい。
飲みたくない、欲しくないものを、そんなに飲めるだろうか。
ましてや、動きたくないのに、1人の時にわざわざ欲しくなものを取りにいくだろうか。



脱水症状にならないため、できるだけ本人の負担にならないような工夫をしてほしい。
水や麦茶でなくても、本人の好きな飲み物を手の届く場所に置いたり、一緒におしゃべりしながら飲んだり。


また、水分摂取の他に部屋の温度管理も大切だ。
エアコンで部屋の気温と湿度をコントロールすること。
しかし、エアコンの冷たい風を嫌う方も多いので、風が当たらないような工夫をしたり、気温の下がらない除湿機能を使ったり、肩掛け、膝掛けを用意したり。
本人が過ごしやすいように工夫をするとよい。


脱水症状になっていないかどうかの簡単な確認法がある。

⚫︎ 爪を押して2秒以内に赤みがひかない
⚫︎手を触って、手が冷たい
⚫︎口の中が乾く、つばが出ない
⚫︎手の甲の皮膚をつまんで軽く持ち上げて、離しても3秒以内に戻らない


これらが、脱水症状のサインだ。
1つのサインで分かりにくければ複数試して確認するといい。
高齢者は、脱水症状、熱中症になりやすい要素が多い。
数日かけてゆっくりと症状が進行することもある。
外で長い時間過ごしたら、当日だけでなく数日間は様子をみてほしい。
ぜひ周囲の方が気をつけてほしい。


若い頃に当たり前にできたことが、高齢になるとできなくなってくる。
ただ、やってくださいと言うのではなく、どうしたらできるか、やりやすいか、ぜひ工夫してほしい。




熱中症の疑いがあれば医師の診察を受けること、症状が重そうであれば救急車を呼ぶこと。


応急措置として経口補水液、OS-1を常備しておくといいだろう。

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熱中症や脱水症状になったときは、スポーツドリンクでは効果がない。
私も熱中症になったことがあるが、OS-1が家にあったのですぐに飲んで回復したことがある。
OS-1は、脱水症状になった時に飲むととても美味しく感じる。
脱水症状ではない時に飲んでみるとまずくてとても飲めたものではない。
メーカーの方にお話を聞く機会があったが、OS-1が美味しいと感じれば、脱水症状になっていると思っていい、とおっしゃっていた。
ぜひ、これからの季節気をつけてほしい。



今日もありがとうございました。
紗菜枝