生活保護制度を利用することは恥ずかしいことではありません。

国が、憲法の元で全国民に補償すると明言しているのです。


ただし、悪用することは恥じて欲しい。

不正を行う方や、不正を行えば楽勝と考える方には恥じて欲しいと思っています。


必死で闘病して、必死で世間に馴染もうと頑張って、頑張って来たけれどもう後が無い、そういう人たちをなんとか保障するための制度なのです。


真面目に一生懸命に生きている方程、自分が必死に生きていることに気づいていなかったり、それを恥じてしまう方が多い気がしますが、何も恥じるものではありません。


すべての国民に約束された、権利です。

それでも、どうしても恥じる気持ちが拭えないのならば、しっかりと今できること、今しかできないことをして(主に病気や怪我の治療、多重債務の清算が多いですね(^_^;))、生活保護を卒業した暁には少しでも税金を納めてやるぜ!!くらいに思っていただければ(笑)

実際、沢山の人達が納めた税金から生活保護制度は賄われます。

一部の高額納税者の方はともかく、〜平均所得の人がほとんどなので、明日は我が身の人が多くいます。

そんで、そんな人たちも少ない収入から税金を支払って、いつかの自分のために、なっているのだと思えたらいいなあ、と思うのです。


正直なところ、私自身、こんなに偉そうなことを言っていますが、手取りは月12〜3万円程度で、まあまあかなりのギリギリ生活です。

医療費がね、月20000円くらいかかるんよ。

高額医療の助成まではいかず、でもストレートに負担するにはキッツい(笑)

実家パラサイトなおかげでなんとかやっていけている状態です。

しかし、両親は厚生年金はほぼなく、国民年金も満額に少し足りないくらいの世帯収入ですので、決して余裕はありません。


私の手取りより多い保護費を受け取る世帯なんてかなりあるからね。

まあそれはそれで仕方ない。

事情がそれぞれ違いますし。


病気の方には少しでも元気になって欲しい。

あとね、生活保護受給中に、歯の治療はゼッタイしっかりと受けて欲しい。


これは自分が実際そうなのですが、結局、生活保護を脱却できる程度の収入の場合、歯の治療って後回しにしがちなんです。


保険適用内の治療であれば、生活保護受給中に自己負担無しで受けられます。

ここは遠慮せずに、治せる物は徹底的に治して、卒業を目指すべきです!!


これは、実際に生活保護の受給開始が決定した方には私が対応する場合には必ず伝えています。


歯の治療って、3割負担でも結構かかるのよ…。


だってさ、カツカツの生活の中で、何を削りますか?

食費も光熱費も交際費も通信費も限界まで削ったとき、絶対に健康を犠牲にせざるを得なくなる日が来るんです。


実際私はそういう生活をしたことがあるので、経験者は0では無いと思います。

現在も歯医者にかかれず、虫歯が何本かある状態ですが、痛みが無いのでおいおい治療を、と先延ばしにしているのです(泣)


新人の生活保護担当者の方が異動で来られた時には、こういう話は毎回しています。

特に若くて健康な人には分かりづらいことですし、生活困窮に陥ったことがない職員さんのが多いと思いますので(汗)