初めてパニック発症した日のことを、思い出すだけでつらい時もありました
でも今なら冷静に、何が起こったのか、そして、パニックを防ぐことはできなかったのか考えることができます
今は12歳になる息子がお腹にいた、13年前のことです。
毎朝、1時間半ほどかけて電車通勤していました。
それでもひどく混雑する時間は避けて出社させてもらっていました。
その日はなかなか席が空かなかったのです。
それにしても、マタニティーを着ていても席を譲ってくれる人はいないとは・・・
郊外から時間をかけて通勤している人が多い路線で、優先席でさえみんな寝たふりです
やっと目の前の席が空き、ホッとして座ろうとした時、さっと横から中年の女性がその席に座ってしまいました
その先、電車は地下に潜ります
息苦しくなり
心臓の鼓動がどんどん早くなり
目の前が真っ暗になり立っていられなくてしゃがみこみ
たまらず次の駅で電車を降りました。
駅のホームでうずくまっていても
通勤時間の人たちは足早に電車に乗り込み
声をかけてくれる人ひとりいなかったのです。
この世でたった一人残されたような孤独感でした
やっと気持ちが少し落ち着き、会社に電話をかけ、休むことにして
電車に乗るのはもう怖かったのでタクシーで泣きながら帰ったのです
パニック障害にタイプというようなものがあるとしたら、
私の場合は「都会の孤独病タイプ」ではなかったかと思います
今、その時のことを振り返りこう考えます。
もしも、あの時、
電車で少し勇気を出して「気分が悪いので座らせてもらっていいですか?」と言うことができたなら、
私は発作を起こして電車を降りることもなかったかもしれません。
もしも、あの時、
駅のホームで少し勇気を出して「誰か駅員さんを呼んでもらえませんか?」と言うことができたなら、
その後、私のパニック障害がこんなにも長引くこともなかったかもしれません。
気分が悪くなること、恥ずかしいことじゃありません。
あなたがそう声をかけたなら、きっと心配して助けてくれる人は周りにたくさんいます。
迷惑かけてしまうなんて思わなくていいんです。
ただ・・・
「大丈夫ですか?」と声をかける方にも勇気がいるんです
人ってそんなに冷たくないです。
助け合って生きているんですから。
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