イスラム教では4/9まで、ラマダンの断食期間となっています。
日の出の約1時間前から日没までは、食事だけでなく、水も飲むことはできません。
その代わり、日没後には気の置けない仲間と集まって楽しく食事をするのです。

ラマダン期間中に、日没後に取る食事をイフタールと呼びます。
関東では、東京ジャーミイと千葉イスラーム文化センターでのイフタールは、イスラム教徒以外でも参加することができます。


と言うことで、昨日は千葉イスラーム文化センターでのイフタールに参加してきました。



イフタールの前には、イスラム教とラマダンに関するレクチャーがありました。


写真は千葉イスラーム文化センターのFacebookより。


断食の起源は旧約聖書にも登場する預言者ムーサー(モーゼ)が40日間食を絶ったことに由来すると知りました。


今はイースター前の四旬節ですが、カトリックでも以前は断食の習慣がありました。
このように、イスラム教とキリスト教には共通点が多いのです。

レクチャーが終わる頃には日没となり、お待ちかねのイフタールの時間が到来しました。
千葉イスラーム文化センターは2Fが女性用、3Fが男性用の礼拝場となっており、イフタールもそちらで行われました。

今日のイフタールはウズベキスタン料理で、中野にあるVatanimからプロフ、サモサ、ノンなどが届きました。これがどれも美味しかったので、近々行ってみようと思います。


食事の後は礼拝があり、私は部屋の外で見学しました。その後はアフガニスタンのおばちゃんに誘われて一緒にお茶。
参加者は圧倒的にインドネシアの方が多かったです。私たちのグループは、トルコ人と結婚してイスラム教に改宗した日本人女性や、ガーナ人で千葉の高校で英語教師をしている方、ロシア人女性などバラエティに富んでいました。

雰囲気的にはインターナショナルな女子会ですね。
ただ、中にはやはり勧誘する人もいるので、適当にあしらえないとキツイかもしれません。

ちなみに、レクチャーに参加するともれなくクルアーン(コーラン)をいただけます。
自宅には真言宗のお経何冊かと、日本語と英語の聖書があるので、これで三代宗教の聖典が揃いました。
ありがとうございます。