フィンランドから帰国する前日のこと。

ヘルシンキ中心部Kamppi近くのホテルに泊まっていたので、その日はトラムでトーロ湾散策に出かけました。


Töölöntoriの停留所で降りると、シベリウス公園はすぐ近くです。



平日の昼間だからか、それともフィンランド人は皆バカンスに出かけているからか、ひとがほとんどいません。



1941-1944年に行われた継続戦争と呼ばれるソ連との戦いで命を落とした戦士を讃える石碑。

フィンランドはロシアに支配された時代が長く、ロシア革命で独立を勝ち取ったものの、その後もソ連と2度戦うことになりました。

1939年にソ連の侵攻を受け(冬戦争)、その存在に脅威を感じていたフィンランドは、ドイツと友好関係を保ちました。そのため、日本と同様、枢軸国側であったと見なされています。

継続戦争では多大な犠牲を払いながらも、バルト三国のようにソ連に吸収されることを回避し、講和にこぎつけました。ソ連との講和後はかつての友好国であったドイツと戦っています。

第二次世界大戦後も、ロシアを刺激しないようにNATOには加盟せず、中立国としての地位を保っていましたが、ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて、スウェーデンとともにNATO加盟の道を選択したことは、皆様ご存じの通りです。



突如現れた中国人のおばちゃん。

法輪功の人でした。



こちらはフィンランドを代表する作曲家、シベリウスを記念するモニュメントです。

モニュメント作成のためのコンペは1957年に行われ、女性の彫刻家Eila Hiltunenが優勝しました。

このモニュメントは1967年に除幕され、600本以上の鉄パイプを溶接して作られており、重さは24トンあります。




右側にはシベリウスの顔の彫刻があります。



ここだけは外国人観光客がいたので、彼らが居なくなってからもう一度撮影しました。



シベリウスモニュメントを背後から見たところ。



どのガイドブックにも欠かさず載っているCafe Regatta




ヘルシンキの街中のカフェに比べると、リーズナブルなお値段です。



夏の期間は毎日9時から22時まで営業しています。

おそらく冬はもっと早く店じまいするのでしょう。



ここでコーヒーとシナモンロールをいただきながら、トーロ湾を眺めてゆっくり過ごすのは、最高ですね。



トーロ湾は一見湖のように見えますが、バルト海と繋がっているので、れっきとした海です。







ヘルシンキでは、電動キックボードに乗っている人を大勢見かけました。

運動神経がほぼない私には、絶対無理ですが。

なお、ヘルシンキの主要な通りには、車道、歩道の他に、自転車とキックボード用の道があります。



ヘルシンキにある老舗のホテル、オリジナルソコスホテルの中に、日本人の奥さまとフィンランド人のダンナ様が営むノルディスと言うギフトショップがあります。

そのご夫婦が先日zoomライブで紹介していたのが、トーロ湾を見渡す場所にあるSinisen Huvilan Kahvilaと言うカフェ。


日本に帰国してからその存在を知ったので、次回は必ず行かなくては。


Sinisen Huvilan Kahvila公式サイト