エストニアの首都タリンの旧市街には、教会が点在しています。


エストニアは独立までに、さまざまな国の支配を受けたため、教会にはその時代の支配国の様式が遺っています。


アレクサンドル・ネフスキー聖堂(Aleksander Nevski katedraal)は、エストニアがロシア帝国に支配されていた19世紀末に建てられた教会です。

玉ねぎのようなドーム型の屋根や、八端十字架が、正教会の特徴をよく表しています。

この日は扉が閉まっており、参拝できませんでした。



この教会の近くには、デンマークによる支配時代である1219年に建設されたエストニア最古の教会、聖母マリア大聖堂(Toomkirik)があります。


当初は木造の教会でしたが、その後石造の大聖堂が建てられました。



教会のアーチ型の天井は、聖オレフ教会を彷彿とさせます。



パイプオルガン。

突然、自動演奏のように鳴り始め、しばらくすると止まりました。

その繰り返し。



調律か、何かの試し弾きかと思われるような演奏でしたね。



毎週土曜日のお昼には、パイプオルガンのコンサートが行われているようです。



こちらは、聖ニコラス教会(Niguliste kirik)。

1230年代に、ドイツ系の商人が、海の守護聖人である聖ニコラスに捧げ、建立したと言われています。



この日は目に染みるような青空。

タリン旧市街は坂道が多く、歩き回ると汗ばむような陽気でした。