昨日は虎ノ門にある薪火パエリアのお店El Tragón(エルトラゴン)にて3回目のスペイン料理のレッスンでした。

今回は簡単に作れるパーティメニューでしたよ。


デモンストレーションだけでなく、お料理を実際に戴くことができます。
特に看板メニューのパエリア🥘は絶品。

まずはSalpicón de Pulpo(タコのサルピコン)。
アングロサクソンが悪魔だと敬遠するタコ🐙も、ラテン系のスペイン人は日常的に食べますね。
めちゃ簡単で美味しかった。


Setas a la Segoviana(マッシュルームのセゴビア風)。
マッシュルームが冷蔵庫の野菜室にあるから、昨晩さっそく作りました。


スペイン料理に使われる万能ソースであるSalsa alioli(アリオリソース)。
生ニンニクを使うため、日本人には刺激が強すぎるところをエルトラゴン秘伝レシピではまろやかにしています。

Empanadilla(エンパナディージャ)。
スペインだけでなくラテンアメリカでも日常的に食されるパイ包み料理を、餃子の皮を使ったシンプルなレシピに仕立てました。
右側は揚げる前、左側は揚げた後です。


そしてお待ちかねのパエリア。
スペイン米を使います。インディカ米ではなく、丸っこいお米ですね。
日本のお米を使う場合は、水分の多い新米は避け、古米を使うのがポイントです。

昨日のパエリアは、Paella de marisco(魚介のパエリア)。
簡単に美味しく作るためのスープの取り方も教えて戴きました。
こちらは家庭用の24cmのパエリア鍋で作ったもの。


それがお店のパエリア鍋だと、こうなります。


この後は、ゆっくり食事を戴きました。
バスク地方では定番のピンチョスであるGilda(ヒルダ)と、トーストにトマトやトマトソースをトッピングするPan con tomate。


タパスの盛り合わせ。


そしてパエリア。


自宅で何度も復習していますが、なかなか同じように作れないんですよねー。
硬すぎたり、柔らかすぎたり。

スペイン製のパエリア鍋を買ったので、もっともっと腕💪を磨きます。

こちら↓は前回のブログ

【今日のブラジル音楽】

1日1曲ご紹介しております。
今日の曲はRomaria(巡礼)です。
ブラジルには色々な音楽ジャンルがありますが、この曲はSertanejo(セルタネージョ)と呼ばれるブラジル版カントリーミュージックの代表作です。

作者のRenato Teixeira(ヘナート・テイシェイラ)は1945年風光明媚な海岸で名高いサンパウロ州サントスの生まれ。1969年に最初のアルバムをリリースしています。
この曲は1977年にElis Regina(エリス・レジーナ)が歌って大ヒットしました。

それは泡沫の夢
孤独に生きる運命
思考に飲み込まれ
私は馬の背に揺られる
結ばれた絆も
太陽にあぶられ
人生の苦い果実となった

アパレシーダの聖母様
田舎者の私の
この暗く深い人生のトンネルを
照らしてください

父は日雇いで働き 
母は孤独に生きた
兄弟たちは冒険の末に
身を持ち崩した
私も妻と別れ
儲け話につられた末に諦めた
幸運と言うものがあるとしても
私は知らないし、見たこともない

ここへ来たらよいと
人づてに聞いた
巡礼し、祈りを捧げれば
荒んだ心にも 平安が訪れるだろうと
けれど私は、どう祈ればよいのかわからない
ただ私の眼差しを
見てもらいたいだけなのだ

※アパレシーダの聖母とは、1717年にパライーバ川で漁をしていた3人の漁師が引き上げた聖母像のこと。その後多くの奇跡が起こり、Aparecida(ポルトガル語で出現と言う意味)と名づけられたその町に建てられた教会には、多くの巡礼者が訪れるようになった。

まずご紹介するのは、Sertanejoの一番手であるDaniel(ダニエル)とRenato Teixeiraのデュオです。



Elis Reginaが祈るようなしぐさで歌うRomariaもはずせませんね。