2年ちょっとの人生(猫生)で2度の引越しを経験したチャロ。猫は環境の変化に敏感と言われているのに、生まれて半年ほどで東京-福岡間新幹線の旅につき合わせ、1歳ちょっとで東京から福岡に引越して、2歳ちょっとでまた引越しを経験させてしまった。その間もちょくちょく旅してはチャロを実家に放り預けて姿くらます母。

なんてやつだと思われてるかもしれないね〜。


しかし、我が子は意外と逞しい。

一度も食欲なくしたり、お腹の調子崩したり、ものすごくストレスを感じているような様子を見せたことはない。ストレスがないはずはないけれど。順応力がある。


とは言え、今回引っ越して来た終の棲家に慣れるのに一番時間がかかったようだった。以前のワンルーム形式であっという間に探索が終わるアパートとは違い、壁で仕切られたスペースが3つもあるのだ。ウォークインクローゼットと風呂場を入れると5つ⁉︎実家よりうんと狭いが我が家としては今までと様子が異なる。探索して入念にチェックして、縄張りになるまでに2, 3日かかった。その間尻尾はやや下がり気味。なんとなーく緊張の面持ち。1日便の出ない日があって俄かに不安になる母。

そんな心配は結局無用だった。3日目にはいつものお猫様に戻り、全ての部屋を我が物顔で闊歩するようになっていた。


様々な業者が出入りする中、今まで通り隠れもせず警戒もせず、身体検査さながら自ら進んでクンクン匂いを嗅ぎに行く。結構ウチにも猫いますという人が多いのはちょっと驚きでもあり喜びでもある。


それにしても、チャロにとっては激しい変化の連続であろう日々を乗り越えて確実に成長している様子を感じる。最近私の言ってることの理解が進んだようだ。特に「ダメ」と「おいで」がわかっている。一旦は悪さをやめる、渋々その場を去って後をついてくることが多くなった。

私もよく喋りかけるようになっている。「大好き」「I love you」「ハッピー」「幸せになろうね」「健康でいようね」などと言いながら猛烈になでなでする。流石にそういう時は「しゃあねぇな〜」「やめてくれ〜」とでも言わんばかりに顔背けたりそそくさと逃げるけど。😂

でもわかってるよ。チャロもママのこと大好きなの。


夜は必ずベットの上でカバーの上から体がくっついた状態で寝ている。時には布団の中に入ってくる。たまらない。


本当に大切な存在。大事な家族。パートナー。人間だとこうならないのは何故か。あくまでもおひとり様の道をゆく私。でも、自分のことより心配な存在があることの幸せを感じられることが嬉しい。