ネットで検索するといろんな地域情報誌に行き当たる。グルメ、カルチャー、イベントなど、様々なジャンルの情報や記事が満載。福マルシェもネット上で出会い、ホームページを確認し主催者の想いに惹かれて是非行きたいと思った。


思い立ったら即実行。それが出来る自由の身をありがたく思いながら。曇り時々雨なグレーな天気の中訪れた鳥飼八幡宮は結構な混み具合。老若男女から子どもまで。


マルシェの主催者の想いとは…。

「ただの消費者ではなく生産者と共に生きる街にしていきたい。誇れるものを選び、未来を考えた方を選ぶ。私たちが暮らすこの地域のことをもっと知りたい、愛したい。

… 理想の街も未来も自分たちの手でつくろう。」

(fuku-marche.comより引用)


そして、より具体的なメッセージがマルシェの看板に凝縮されている。

SHARE BAGというのは、エコバッグを持たない利用者用に自由に使ってもらうもの。


事前に1月のマルシェのラインナップを確認していたのでお目当ての食べ物があった。お店をひとつひとつ確認したらブランチがてら釜焼きピザとあまおうソフトクリームを食べようと決めていた。他にも相当惹かれるエスニックフード、ジビエ、自家製ソーセージのホットドッグ、焼きさざえや牡蠣などあったけど、今回は初志貫徹。

もちもちした生地のマルゲリータをゲット。デザートはあまおう20個分が詰まっているというソフトクリーム。締めはまろやかコーヒー。次回は友人たちと来てあれこれ食べたい!


特に買い物をする予定はなかったが、見るとつい買いたくなり、買ってしまった〜。

長崎の農家さんが作ったクレソン。しっかりした束で瑞々しい。ほんのひと握りのクレソンが高くておひたしができないとぼやいていた母のことを思い出して実家と自宅用に二束。

福岡在住でこの農家さんの野菜に惚れ込んだ女性が販売のお手伝いをしていた。彼女は、長崎から野菜を取り寄せていたけど、あまりにも美味しくて直接買いたいと思っていたらマルシェに売りに来てくれることになったそう。


別のブースで見たことのない葉物が目に止まった。

「これなんですか?」

「黒キャベツです。イタリアのお野菜です。ケールみたいな感じでスープで煮込んでも美味しいですよ。」ほ〜。スープ作ろう。

「これは?レモン?」

あまりにも大きい…別物?と思いきや、

「イタリアのジャイアントレモンです。皮まで美味しく食べられますよ〜。」

ほんとジャイアント。ちょうどレモン欲しかったんだ〜。


人だかりがしてるブースを覗くと、あらぁ、色とりどりのプチトマト。甘いもの、フルーティーなもの、酸味のつよいもの。採りたてはさぞかし味が濃く美味しいでしょう。

100g一律のお値段で掴み取り。

「これだと10個くらいで100gです。」

食べたことのない種類試したいと、掴み取りしちゃった。


看板にあるように、作り手との会話が楽しい。

和気あいあいの雰囲気が心地よい。

いいなぁ、ローカルコミュニティ。

100年続く福マルシェを目指しているとのこと。

人と人が繋がるコミュニティの存在に期待がふくらむ。


フードブース以外にもライブミュージックがあってマルシェに安らぎをもたらしていた。ステージの側に立つ樹とそれを覆う苔が織りなす模様が美しかった。