私が本格的に通訳をやり始めたのが2010年5月。

とあるワークショップの通訳を探していた知人から「英語できるんだよね?どう??」と誘われたのがはじまり。

 

その年の8月から10月まで世界一周船の旅に通訳ボランティアで乗船することが決まっていたので(その話はまた別の機会に・・・)その練習に良いと思い「ほな、やりましょか」程度で軽く引き受けた。70人ぐらいの大型ワークショップだということや、そこで大恥をかくことになろうとは全く想像もせずに・・・www

 

通訳デビューはこのイベント!↑

 

まあ、人前で話すことには緊張しない方だけど、英語も分かる人の多い中、専門外のテーマで、参加者に自分の訳を突っ込まれながらも、良くやったと思う。

通訳ってね、やってみると分かるけど

 

・Aの言語を聴く

・その意味を認識する

・Aの言語で話されたことを記憶に保持しながら

・Bの言語で文脈に会わせた適切な言葉に置き換える

・相手が受け取れる表現を察知しながら自分の声で届ける

 

の全てを瞬間的に全部やるので

一瞬でも気が散ってそれを引きずると、訳出の流れが崩壊し始める。

 

そして一度崩れた場合には、一瞬前の過去はとっとと忘れて、すぐさま立て直すのも通訳者に求められる技能の一つ。

 

通訳のパフォーマンスが崩壊する直接的な要因は、『気が散って訳を落とした自分をジャッジすること』。気が散ってしまうこと自体が問題なのではないのです。

 

これが、エナジーをキャッチする受信機の精度を落とすんだなー!

自己ジャッジすることで、電波をキャッチするはずのアンテナの周りにゴミやらクソで固めた壁を作るので、エナジーはそこらへんに溢れているのにそれをキャッチできなくなる。

 

大勢の前での通訳なんてやったことのなかった当時のナイーブな私は、一度や二度、指摘されたぐらいで、日本語への置き換えがスムーズにいかなくなるわ、聞けているはずの単語が緊張で耳に入らない、でグタグタのスタボロに・・・。

 

ハイ、エナジー受信機の精度がかなり落ちた状態でございます。

 

ところが数日後、そのワークショップの最終日だったと思うけど

何がどうなったのか、朝一番からワークショップ講師と頭の中がケーブルで繫がって同期されたような感覚で、そこから通訳するときの気持ち良いことったら・・・

 

コンピューターに接続されたipodになったみたいだと感じたのを覚えてる。あのときは、きっと、講師と私の頭がケーブルでつながっていただけではなくて、聞き手/参加者の頭も一緒に繫がっていたんだろうな〜。

 

エナジー受信機の周りに固められていた壁がどっかに行って、受信の精度が上がっていた『瞬間』を味わった。

 

ま、そんな地獄&天国の原体験があり、通訳という仕事に魅せられ、通訳学校に行ったり、現場に入ったりしつつ、今に至る。

 

通訳終了後、デインのハグで労ってもらうの巻

 

通訳を始めた当時のことを考えると、私の神経もかなり図太くなりました。図太い神経は、エナジー会話の見方です!

 

通訳中にジャッジメントを受けても、ずいぶんと受け流せるようになったし、指摘を受けても必要に応じてそれを利用しているし、うちの子が乱入してきても、それをかわす術も磨かれてきた(ただヤツは手を替え品を替えやってくるので油断ならない)。

 

わたしとサナ吉 in 通訳ブース

 

わたし、会社員をしながら英会話講師をかけもちしていた期間が数年あり、企業内でTOEIC講師もやってたので、英語を身につけたいという人々を沢山見てきたけど、極論を言えば、エナジー受信機の精度を下げている壁を取り払って、一秒前は過去!と、今を生きれば、英語でのやりとりはぐっと簡単になる!と断言できる。

 

逆を言えば、英単語をいくつ覚えても、英会話レッスンに何年通っても、エナジー受信機の周囲にあるゴミとクソの壁をどうにかしようとご本人が思わない限り、♪三歩進んで二歩下がる〜♪ か、三歩進んで三歩下がるだけなのである・・・。

 

というわけで、通訳に当てはめたエナジー会話の一例でした。エナジー会話講座は全世界どこからでも入ることのできるオンラインで講座(全3回)で、7月の第1〜3週目の土曜日夜だけど、ギャリーの来日前にエナジー会話術を磨きたいという人にはピッタリかもね〜?!