ひよどり山（小宮公園）の森の中を歩いています。
かわせみの小道がひよどり沢へ向かって大きく左へカーブする際、木道が沢を越えます。ずっと沢沿いを歩いてきたんですけど、緑が深くて水の流れは見えなかったのです。ここでやっと見ることが出来ました。水源を求めて、さらに流れを辿っていきます。
実は今歩いている木道の真下には、嘗て有料道路だったひよどり山道路が走っています。トンネルって山に穴を開ける訳で、それは自然破壊のような気もするけど、人間が自分達の利便性の為に自然の形を変えるのは日常的な事ではあります。
それはさておき、真下を車が走ってるのって、なんかちょっと不思議な感覚です。普段道路の高架下を潜ることはあっても、道路の上を歩くことってないですもんね。まぁ都心ではメトロの上を歩くのはざらですが、こんな大自然の中だからこそワンダーなのです。
人の気配の無い山道を歩いている時に、人が作った案内板を見つけるとほっとしますよね。道を間違えていないんだという安心感と、今は誰もいないけど、誰かが通った道ではあるんだという安堵感。山には獣道もあるし、森の中だと余計に迷いやすいですしね。
この辺が水源かな。どこかに湧水スポットがあるはずなんだけど。
おぉ～！お馴染みの「東京の名湧水57選」の標柱が立ってる。八王子からは、前回訪れた子安神社を含め5か所が選ばれています。
57か所のかなり多くの場所を訪れていますが、全部制覇するとなると、御蔵島や神津島へ行く必要があります。竹芝から船で行くか、調布から飛行機で行くか。いつか行ってみたいとは思ってますけどね。
ひよどり沢の近くまで来たのですが、この先には木道はありません。水が流れる音は良く聞こえます。奥の方に水源涵養林があるので、そこから水が来ているようです。
ちなみにこのひよどり山では、多摩動物公園（日野市）で飼育されている動物達の餌となる植物を栽培しています。コアラが食べているユーカリも、ここで栽培されているものです。
次回はひよどり山を登り切りますよ。それではまた！