【府中市】品川街道 | ぼっちあるき

ぼっちあるき

歩きながら考えてみた

京王線の踏切を渡って、品川街道と交わります。

 

 

ここから白糸台通りまで西(左)へ歩いていきます。品川街道は、一部が嘗て甲州街道だった時期もあり、その意味では旧甲州街道と言えるかもしれません。その名の通り、大國魂神社から品川(湊)まで続いていた道です。

 

 

街灯がレトロで、電柱が連なっているのもいい感じですね。信号も無く、住宅街の道って感じです。なんといっても、とっても静か。舗装されているけど、車社会へのアンチテーゼのような道です。

 

 

あぁ、そっか。往来が少ないとこうなっちゃうのか。ホント人間って、他人の目が無い所で本性が出ますよね。「誰も見てないし」という意識には、「お天道様が見てる」という文化が根付いてないのでしょう。それを口にする大人もいなくなってしまったんでしょうね。

 

 

鮮やかなツツジに遭遇。美しい春色です。こちらは個人宅の庭先かと思いますが、幹線道路の植え込みって、ツツジが多いですよね。桜は春を告げるとすぐに散ってしまいますが、ツツジは今が春爛漫な時季であることを知らせ続けてくれます。

 

ちなみにピンクのツツジの花言葉は「愛の喜び」だそうですよ。花束にはなりにくいけど、鉢植えならギフトにできるかな。いや、別に心当たりはないんですけどね。ただなんとなく、誰かに見てもらいたい華やかさがあるなと。

 

 

品川街道から白糸台通りを北へ向かいます。ちゅうバスのバス停を発見。隣の小田急のバス停に比べて、バスと同じくプチサイズです。丸椅子が置かれていますが、これはバス停あるあるですね。

 

よかれという気持ちもあるだろうし、粗大ごみ処分な意図も感じられます。まぁ善意に解釈しておきましょう。

 

 

旧甲州街道との交差点に、武蔵府中郷土かるためぐりの「ぬ」がありました。本願寺の前には「う」がありましたね。

 

白糸台という地名は、ここで養蚕された絹糸を砧(世田谷区)に送って晒し、それを嘗て上染谷・下染谷と呼ばれた当地で染め上げ、八王子の織屋で折って国府に納めたという言い伝えに由来します。今は車返も染谷も白糸台という住所になっており、府中市内では最も人口の多いエリアです。

 

次回は目の前にある神社とお寺を訪ねます。それではまた!