【朝霞市】浜崎 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

今日は朝霞市の東部を探索していきます。

 

 

JR武蔵野線の北朝霞駅東口に降り立ちました。朝霞の名は朝香宮鳩彦(やすひこ)王に由来します。嘗て川越街道の膝折宿だった朝霞市は、町制施行時に朝香宮鳩彦王が名誉総裁を務めていた東京ゴルフ倶楽部が当地に移転してきたのを機に、膝折から朝霞へと改称しています。

 

朝香ではなく朝霞なのは「(同じ字だと)畏れ多い」からで、そもそも膝折という地名は武士が当地で骨折したことに由来しており、「縁起が悪い」というのが理由です。同時に東武東上線の駅名も、膝折から朝霞へと改称しています。

 

朝香宮鳩彦王と言われてもピンと来ないですよね。久邇宮(くにのみや)朝彦親王の第八王子と説明されても、余計に分からなくなります。香淳皇后(昭和天皇妃)の祖父と言ったら「あぁ」って感じでしょうか。今上天皇の高祖父に当たる方です。

 

 

正直、そんなに栄えてるイメージがなかったので、駅前を見てちょっと驚きました。戸田市と同規模の人口(約14万人)なので、「たぶん似たような感じだろうなぁ」と思っていたのです。JRだけじゃなく、東武東上線が交わっているのも大きいでしょうね。

 

 

しばらく武蔵野線に沿って北東へ歩きます。ガード下に飲食店が並んでおり、さながら新橋のようです。しかもレトロ感満載。年中無休の大衆酒場って凄いですね。酒場に依存してるおじさんには愛されていることでしょう。

 

いいんですよ、依存したって。アル中になっちゃまずいけど、依存する場所(人)もなく悩んでるよりは、愚痴を言える場所があるのって大事です。僕はぼっちが長いけど、それは好きでそうしているだけで、ほとんどの人は孤独を嫌うものです。

 

「友達も恋人もいないの?」という他人の目が気になる人は多いのです。あるいは「誰にも相手にされないなんて、どっかおかしいんじゃないの」と囁かれたりするんじゃないかなんて、被害妄想が膨らんでしまう。

 

「他人の目にどう映るか」を気にするのって、厨二病なんですよ。思春期を過ぎたら卒業すべきなのです。どう映ったっていいじゃないですか。自分の人生なんだから。相手(他人)に合わせて生きるのって、ただの都合のいい人だと思うのです。

 

これってたぶん、「できれば良く見られたい」っていう気持ちの裏返しなんだと思います。常に「どう映って(評価されて)るか」が気になってしまう。不審者や犯罪者にならない程度に合わせておけば、後は好きに生きればいいと僕は思っています。

 

マスコミを筆頭に、人の人生にあれこれ関与し過ぎなんですよね。それがSNSの普及で如実になっている。好きなことに夢中になって楽しめれば、それでいいと思うんですけどね。それがたまたま他人の評価を受けることはあるだろうけど、他人の評価(いいねとか)欲しさに行動するのって、本末転倒なんじゃないかな。

 

 

わぁお!THE 昭和レトロ。素晴らしい。国指定の重要文化財レベルです。僕はこういうお店に入ったことはないんですけど、これはこれで文化なのです。誰しも様々な欲望を抱えていて、満たされない渇望感と葛藤している。それを受け止めるのって、凄い役割だと思うのです。

 

ちょっと話が逸れますが、深夜に「スナックバス江」というアニメをやっていて、ちょっと停滞気味だった今期の中では、唯一楽しく観ています。札幌のススキノじゃない場末のスナックを舞台に、ママのバス江とチーママの明美がメインのストーリーです。

 

いや、ストーリーなんてあってないようなもんです。でもとにかく面白い。深夜帯じゃないと放送しにくい理由がはっきりしてるアニメです。ヤンジャン(週刊ヤングジャンプ)に連載されているから、知ってる人もいるかな。原作は読んでないけど、この作品はアニメがお勧めです。

 

 

だいぶ駅から離れてきました。住宅街に入ってくると、戸田と同じような感じですね。戸田の時はボートレース場に向かって歩いたけど、今日は新河岸川へ向かって歩いていきます。川の近くまでは、こんな景色が続くんでしょうね。

 

 

朝霞市のマンホールです。中央に市章、周囲にツツジ(市の花)があしらわれています。目を引く特徴はないけど、彩夏ちゃん(彩夏祭のキャラクター)バージョンもあるらしいので、是非見てみたいですね。

 

次回は氷川神社を訪ねます。それではまた!