松戸運動公園から北東に向かって歩いています。
松戸市のマンホールは矢切の渡しバージョンだけかと思っていたら、コアラに遭遇しました。「松戸にコアラっていたっけ?」と思ったので調べてみると、市の木がユーカリで、ユーカリだけだと何の葉か分かりにくいのでコアラも描かれたんだそうです。
マンホールのデザインとしては矢切の渡しよりこちらが先らしく、昭和59年(1984)から設置されています。ちなみに矢切の渡しバージョンは平成5年(1993)からの設置です。マンホールカードは密かなブームになっているので、このユーカリバージョンをカラーにしてPRすれば、松戸の街が賑わうかもしれませんね。
坂道をずっと上って行くと、松戸市指定文化財になっている土屋家長屋門が現れます。江戸末期か明治初期頃の建築と見られ、松戸市に現存する長屋門としては最大のものです。武家屋敷や庄屋の家では、こうした門に家臣や使用人が住んでいました。桁行は14.54mを誇り、梁行も3.64mあるので、人が住んでもそんなに手狭ではなかったでしょう。
三叉路で庚申塔を発見。どうやらこの道は古道のようです。
礎石が木にめり込んでいるというか、木が礎石を包み込んでいるというか、奇妙なコラボレーションです。庚申塔より礎石の方が新しい感じがするので、もしかしたら木に倒されそうになっていた庚申塔を自立させる為、後付けで礎石を置いたかのかもしてません。
ロボットみたいなデザインの青面金剛もユニークですが、邪鬼が二匹いるのは珍しい。こちらを向いている顔は猿っぽく、右手の邪鬼は微笑みを浮かべています。礎石には庚申講のメンバーが刻まれているので、後付けではないみたいですね。でもちょっと不自然な感じもするので、元は別々だったような気もします。
さらに坂道を上っていきます。生垣の先に雰囲気のある林が見えてきて、神社の予感が漂っています。でもMAPアプリには何の記載もありません。果たして何があるのだろうか。それはもちろん、行ってからのお楽しみですね。それではまた!