尾久の原公園にやって来ました。
「おぐ」の原公園と読みますが、JR尾久駅は「おく」駅と読むので、ずっと「おく」だと思っていました。地名の東尾久や西尾久も「おぐ」なんですね。PCの漢字変換も「おぐ」の方が、「おく」より早く「尾久」が候補に出て来ます。
都内は人口流入が多いので、土地が足りなくなったら建物を上方向へ伸ばすしかありません。タワマンという言葉の響きに都会を感じる人もいるのでしょう。「自然の中でのんびりしたい」のであれば、人工的な物が極力少ない場所へ行くしかないんでしょうね。これはこれで、シュールな光景として楽しむのが良さそうです。
中へ入れないので確認できませんでしたが、草原にはトンボがたくさんいるようです。子どもの気持ちを考えると、自由に探索できる叢のある土地で遊ばせたいですね。都市部でそれをやると、怪我をした場合に行政を訴える親がいたりするので、禁止せざるを得ないという側面もあります。都市は基本的に、子どもという予測不可能な「自然」を嫌いますからね。
大きな公園ではよく見かけるジョギングコース。可能であれば、アスファルトよりも脚に優しい道にして欲しいですね。ランニングシューズを履いてはいるものの歩くだけの僕でも、そう思います。左手に見える額紫陽花が、雨模様の続く天気を喜ぶように咲き誇っていて、季節感のある道のりになっています。
ベンチが空いていたのでランチタイム。普段と全く同じメニューで、ぼっち飯です。公園というロケーションも一緒。仕事の時はランチに誘われることも多いのですが、「外でボーッとしたい」と言って断っています。稀に「お弁当作って来ました!」という女性が現れるので、それはまぁさすがにお断りできないんですけど、なんかやっぱ落ち着かないというか、筋金入りのぼっち好きなのです。
あ、女性が嫌いとか、そういう訳じゃないんですよ(慌ててフォロー)。なんていうか、人と一緒にいると気疲れしてしまうのです。それは仕事中もずっとそうなので、スイッチを"OFF"にしたいということです。たぶん誰かと一緒に暮らすのには向いてません。もし孤独死することになっても、それを悲観的には捉えていないのです。
こういう注意喚起って不要な気がしつつも、前述のように「滑って転んだのは行政の責任」とか言い出す人もいるので、止む無しな感じですね。ユーザーからの「どこに書いてあるんだ!」というクレームなんて、日常茶飯事で発生しますし。それが極端に進むと、アメリカみたいに「猫を電子レンジで温めてはいけません」とか、「洗濯機に子どもを入れてはいけません」みたいな社会になっちゃうのでしょう。ていうか、もう既になっているのかも。
こちらはモラルの問題。まぁこれも、「どこに書いてあるんだ!」シリーズではあります。(いや書いてあるとかどうとかじゃなくて常識では?)というサイレントマジョリティな声がモラルです。それはしかし、ノイジーマイノリティには聞こえないのです。
次回は隅田川沿いを歩きます。それではまた!