【府中市】京所道 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

府中競馬正門前に来ています。

 

 

ハケ(崖)上の道を歩いてきたので、東京競馬場のあるハケ下へは普門寺坂と呼ばれる坂になっています。ハケは標高約55mあり、120mの普門寺坂の傾斜は10%で、落差12mの急坂になっています。名前の由来となった普門寺へと続く右手の道辻に、鳥居が見えますね。

 

 

獣道のような跡があるので、お詣りする人はいるようです。扁額はありませんが、東伏見稲荷大明神です。

 

 

京所道(きょうずどう)と呼ばれる道を西へ歩きます。「いききのみち」と同じく、古甲州街道のようです。

 

 

競馬場正門通りとの交差点に建っていた石碑。劣化が激しく判別が難しいのですが、裏に「庚申」の文字が確認できました。年代を表している可能性もありますが、道辻という場所柄を鑑みると、道標を兼ねた駒形庚申塔かと思います。

 

 

さらに進んだ所で、アスファルトと石畳に挟まれた石碑を発見。

 

 

これはもう紛れも無い庚申塔ですね。文字庚申塔って彫刻的な楽しみは薄いけど、「京所」の文字といい、分かりやすさは抜群です。この道が古道であることの証明にもなります。よくぞこの場所にこのままで残してくれましたって感じで、感慨深いです。

 

 

大國魂神社の東鳥居が見えてきました。次回は大國魂神社を横断します。それではまた!