【世田谷区】円泉寺 | ぼっちあるき

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歩きながら考えてみた

三宿神社から、烏山川緑道を西へ歩いています。

 

 

近くにタヌキがいるので、ちょっと寄り道して見に行きましょう。

 

 

本物の狸もいないけど、いつもながら、子どもの気配もありません。

 

 

円泉寺に到着。不動明王を本尊とする、真言宗のお寺です。

 

 

門前には、木の幹の中に納められた庚申塔があります。

 

 

隣の文字庚申塔。三猿が漫画チックですね。

 

 

境内には太子堂が建っており、弘法大師の作とされる聖徳太子像が納められています。また、この辺りの地名となっている太子堂の由来でもあります。

 

 

外には、石造の聖徳太子像も建っています。

 

 

お寺や神社の境内でよく見かける、消防カラーの灰皿。隣にはベンチがあります。以前「ちい散歩」で地井武男さんが訪れた際、絵手紙を書いた場所です。

 

地井さんは2012年に他界しましたが、この番組は散歩番組の火付け役となりました。今でも散歩番組は多々ありますが、神社には必ずお参りし、若手スタッフを気遣う地井さんの番組は秀逸でした。

 

地井さんは植物も大好きで、門前にある欅に抱き着いたりしていました。そして、「木ってあったかい」と。その感性には、とても共感するものがあり、大好きな番組でした。地井さんの御冥福を心よりお祈りします。

 

 

地井さんが抱き着いた欅の奥には、林芙美子の旧居が残っています。今でも現役の民家なので、遠くから眺めるに留めておきます。

 

 

円泉寺から北へ向かい、北沢川緑道を越えます。

 

 

江戸時代に代沢の名主だった、阿川家の門。ライトアップもしていて、鮮やかな朱色が闇に浮かびます。

 

次回は、北澤八幡神社へ向かいます。それではまた!