病院に到着して父と対面した。

顔色は悪くないが
点滴をされていて眠っていた。

救急車で運ばれた父を診断してくれた
先生は血液の専門医ではなかった。

その病院に血液の専門医の先生は
常駐していないと言われた。

専門ではないけど
何人かの先生で検査結果を見たけど
全員意見が同じで
おそらく慢性白血病ではないか。

と言われた。

先週、入院した時は
白血球、赤血球の数値が
下がっていて菌に対する抵抗力が
落ちている。

菌がどこに入っているか分からないから
自宅療養しか今はない。

と退院になったのに
たった4日で慢性白血病?

慢性なら前からだったのではないの?

血液の専門医でないと
気がつかないものなのだろうか。


先生の話では慢性白血病は
急性白血病とは違いすぐに
命に関わる事はないらしい。

今は薬で治療が出来る。
薬が効かなかったら輸血になる。

ただ年齢的な事もあり
今よりよくなる事はないです。
ゆっくりだけど確実に悪くなって行きます。

今すぐ市役所に行って
介護の申請をしてください。

お母さんとあなたとでは
とても介護はできませんよ。
お父さんの前にお母さんが潰れますよ。

そう言われ
ついに私も介護生活が始まるのかと
愕然とした。




誰にも迷惑をかけずに60歳で死ぬんだ!
と年金を払わず貯金もしなかった父。


あなたはこれから
金銭的、精神的
両方の迷惑を私と母にかけるんですよ。


この人、最期までなんなの?


とても腹立たしい。