国が気に入った人間に勲章をくれてやるというのは、如何にも偉そうに「お前たちを支配している国家サマがくれてやるのだから、ありがたく思え」という、端から見れば実に下らない制度であるが、諸物価高騰で庶民の生活を圧迫する要因になった経済政策を長年推進してきた張本人に、その「ありがたい勲章」をくれてやるというのだから、自らその下らなさを証明したようなものだ。「馬脚をあらわす」とはこのことだ。