今どき教育勅語を職員の研修に使うとは、時代錯誤も甚だしい。広島市の松井市長は何歳か知らないが、彼が生まれたかその前の頃に国会で排除決議されたもので、憲法や教育基本法と真っ向から対立矛盾するのだから、そんなものを職員研修に使うなど言語道断です。だいたいにおいて今どき教育勅語をありがたいなどと言う人間は、日本語の読み書きが不得意な者が多い。親を大事にしろとか兄弟は仲良くしろと書いてあるから「ありがたい」と思うらしいが、それは間違いだ。教育勅語を書いた明治政府の目的は、そのありがたい文言の末尾にある「一旦緩急あらば」命を投げ出して皇室のために尽くせ、と命令するのが教育勅語なのだ。そこを理解できないような輩を市長に選んだのは、広島市民の落ち度であった。今すぐ市長リコールの運動に立ち上がらなければ、将来に禍根を残すことになるでしょう。