今年最後の声楽レッスンが終了。
最後に歌ったのは『アメージンググレイス』
誰もが知っている名曲。
この曲を先生と一緒に解釈していたら
ある言葉が頭の中で点滅し始めた。
そして驚愕した。
これは、ただの美しい曲ではなかった。
私の解釈。
生まれてからこの方、
いろんな価値観を刷り込まれ、
矯正され、
屈服させられ、
世間一般の常識に従い、
周囲の顔色を窺い、
がんじがらめになって、
”自分の心の声”はすべて黙殺し、
今やるべきこと、
効率の良いことだけを優先して生きてきた。
何十年もそうやって生きてきたから、
もう自分が何をしたいのかも
自分が何者かも全く分からなくなってしまった。
このまま生きるしかないのだとあきらめて
自分に絶望していた。
ところが、ある奇跡が起きて
それまでの呪縛から解き放たれ、
自由になり、
ついに見つけた。
ずっと失われ続けていた自分自身を。
自分を取り戻した！
力を取り戻した！
これからは自分を生きるぞ。
自分自身を取り戻し、
自分の人生を謳歌する。
生きる意味を、見つけた！
私はこれで良いのだ！
その気付きが「アメージンググレイス」
歌いながら驚いていた。
なんだ、この曲！！
今の私を表しているような歌じゃないか！！
私の頭にちらついていた言葉は…
王の帰還
自分の世界を創るのは、自分自身なのだから
自分が、自分の世界の王のはずだった。
しかし、これまで
自分の世界は他者に乗っ取られていた。
でも、ようやく自分自身を取り戻した！
つまり
これまで他者に明け渡していた自分の世界に戻った。
真の支配者・王として
自分の王国に帰還したということ。
だから王の帰還。
自分の世界は自分が作る。
だから自分の世界の王は自分。
みんなが、自分の世界の王なのだ。
みんながそれぞれ王国を持っている。
どんな王国にするかは自分次第。
『アメージンググレイス』は、
この世の真実を歌ったアメージングな曲だったのだ。
『ロードオブザリング』は
長すぎてみたことがないのだけれど、
こういう話なのかな？
この機に見てみようかな。
今日も、自分の人生を生きるのだ。
おわり