今ごろ?(笑)
見たから感想を書いてみた。
かなり前の作品だが、初めて見たのは今年に入ってからだ。
そして見た後、特に大きな感動がなかった。
心に残るシーンがある訳でもない。
印象としては、普通の生活の中に魔法が混じっている、という感じだ。
※この感想は、私の場合は…の話である。
大きな感動を感じなかったくせに、この作品を繰り返し見ている。
つまり、気に入っているのだ。
この3ヶ月くらいで10回以上見ている。
自分でもビックリするが、相当気に入っている。
なぜだろう…?
登場人物の魅力…だろうか。
主人公のアーヤは性格が可愛くない。
怒りっぽい、口が悪い、闇がある、悪知恵が働く、平気でいい顔をする、悩みこまない、賢い。
決して良い人ではない。
でも、根が真面目だ。
健気でもある。
普通にどこにでもいる様な人。
(子供だけど…)
主人公なのに、良い人じゃないのだ。
そこに、最大限の魅力がある。
おばさんの性格も悪い。
イジメの加害者気質のある人だ。
そして、強い相手にはぺこぺこする。
威張っていて、意地が悪くて、見ていてキーっとなる。
でも、おだてに弱い。
ある意味、チョロい。
おじさんは、私から見たら自分勝手だ。
自己中で怒りっぽい。
大して害がない人に見えるが、肝心な所で逃げていること事態、嫌なやつ。
しかし、こちらもおだてに弱く、チョロい。
何かでストレスを感じると、この作品を見たくなる。
主人公の小気味良い話し方で気が紛れる。
この作品は、人間関係の参考にもなる。
私は、嫌な相手の前で良い顔をするというのが下手だ。
アーヤのやり方を見ると、本当に感心する。
相手を見て、自分の対応を変えているのだ。
そして、上手いこと利用している。
掌の上で転がすというのが実に上手い。
周りの人達がチョロいという事もよく知っていて、実に上手く立ち回っている。
名前の通り、人を操るのがとても上手い。
見習うことがたくさんある作品だ。
私のように、人を上手く操れないタイプの人は、この作品を見て、ムカつくか、参考にするかどちらかだろう。
普段から人を操るのが上手い人は、きっとつまらないんじゃないかな?
自分ならこうするとか、いろんな事を思いそうだ。
あと、音楽が気に入っている。
ロック調でカッコいい。
声がハスキーなのも良い。
アニメなのだが、実に良い作品だ。
映画館で観たかったな。