〈ストーリー〉
休暇を過ごすために恋人のエリックとサンチアゴを訪れていたフォトグラファーのステファニー。
遺跡巡りの途中で立ち寄ったサービスエリアで、女性が黒いトラックの運転手と口論している場面に遭遇すると思わず持っていたカメラで2人を撮影してしまうのだった。やがて目的地に向け出発すると、先程の黒いトラックが口論していた女性の車の後を追うように、ステファニー達と同じ進行方向に走り出すのだった…。

〈感想〉
異国の地で突如事件に巻き込まれた男女を描いたサスペンスアクション。
主演は『スウィッチ』のカリーヌ・ヴァナッス。
微妙な作品ですね、これは。
まず、犯人の顔を早々に見せてしまったのはダメでしょう。
シャッターを押してしまったのはあとあとの楽しみにしておいて、そこで犯人の顔が『ドーン!!』って来られても『もう来たのか!?』くらいしか言えません。
どんな顔なんだ?!
そして、いつその顔をドーンお披露目するんだ?!って楽しみはなるべく中盤から終盤にかけてでも良かったんじゃないかな。
あわよくばエンディングで、その写真を現像して初めて顔をお披露目!でもいいんじゃないかな。
まあ、これは個人的な考えなので、そう思わない人の方が多いでしょうが。
それを無しにしても、ドキドキハラハラするような展開もなく、盛り上がりに欠けるので、この手の作品にしては致命的とも言えるでしょうね。
何が原因なんだろう?
主人公たちが車を走らせている時に追いかけられているシーンが前半から中盤にかけてない事?
何かそんなに執拗に追いかけてきているって感じがしないんですよね。
まあ、そんな感じ。