バッティングの意識の基本 | 野球技術論

バッティングの意識の基本

今回は簡単なことについて書こうと思う。実践するのも理解するのも書くのも簡単なことである。



○バッティングの確実性

プロ野球のレギュラーシーズンが終了したのは知っているだろう。つまり、タイトルも確定したわけである。首位打者の打率は毎年だいたい.330~.350くらいである。つまり一番打てる選手でも三本に一本しかヒットにならないのである。まあそれはプロ野球の話でプロ野球の場合投手のレベルも高いのでそのくらいでだいたい落ち着いているが、高校野球の場合、通算打率がもっと高い選手はいる。だがそれでも2本に1本くらいの割合である。それもごく一部であって打率3割あればかなりの好打者であるともいえる。つまり9球のストライクのうち1球くらいは甘い球がくるはずである。それを確実にヒットにすることができれば打率は.333になる。これを考えるとすこし気が楽になると思う。だが3打席、9球のストライクを無駄なものにしてしまうと打率はかなり低くなる。そこは選球眼が必要である。だがそれも簡単なことである。


○ストライクゾーン

野球の1打席というのは3回ストライクをとられると三振アウトになる。その間にはファールを打って何球も投げさせることもできるがボール球を振ってしまうとピッチャーはわざわざ危険をおかしてストライクを投げる、ということを避けてアウトをとれる、つまりピッチャーをかなり助けてしまうのである。

これを防ぐためにもストライクは2回見逃しても三振にならない、ということをよく考えて打席に立つべきである。つまり、2ストライクまではストライクゾーンを狭く見てバッティングするべきであるということである。自分の好きなコース、ど真ん中など非常に打ちやすいところに絞って打席に立つことがヒットを打つためには必要なことであるということである。そして球種も絞るともっといいのだが配球を読むのはなかなか難しいので、ストレート一本に絞るなどのほうが良いと考えられる。

ストライクゾーンを狭めるということはタイミングのストライクゾーンも意識するということも必要である。狙っているゾーンに来てもタイミングが合わなければ凡打になる確立が高くなる。バッティングはタイミングが非常に重要な要素であるということは練習をしていればわかっていることであろう。




今回書いたことは基本中の基本であるがかなり重要なことである。この意識を常に持っておき、実践することで打率はあがることはかなり高い確率でいえると思う。