新版(2023年5月発売)の変更点・追加部分⑮です。

 

前回は地師救出の終盤で力尽きたのですが、小説と突き合わせて見てくださっている方や、これを参考に外国版や魔翻訳で読み進める方もいらっしゃるようで、少し補わせてください。(いつものことながら、だいたいのあらすじと意訳ですおやすみ

「風師殿、もうやめてください!これ以上やったら何もかも焼き尽くしてしまいます!p61」の後に、風師は「わかったわかった、もうやめるから。太子殿下、君の握力は強すぎる!...待って、その手はどうしたんだ?」と腕の怪我に気が付く描写に変わっています。

 

風師は手が濡れたのを感じ、一目見ると顔色が変わります。謝憐の右腕は血まみれだったのです。謝憐は傷を見ることもなく「放っておけば治ります」とだけ言いました。

 

風師は「そんなことないだろ?きっとその腕はめちゃくちゃになってるよ!」風師は先ほどの一幕を思い返すと、まだ動悸がします。「君って人は、勇猛すぎるだろ!血雨探花の刀を片手で受けるなんて」花冠武神、片手に剣、片手に花。花のことは覚えていたのですが、飛昇が剣の方にあることを忘れていたのです。

 

謝憐はただ下の方を見ていました。炎の中に赤い人影を見つけ、はっきりとは見えなかったものの、直感でこちらを見上げているような気がしたのです。追いかけるでもなく、火を消すわけでもなく、ただ離れるのを見ているのです。

謝憐は息苦しさを感じ「どうしてこんなことに?」と呟きますが、その声は掠れていました。先ほどの対決では、花城は彼らを困らせようとはしていなかったように感じたのです。それなのに「私は極楽坊を燃やしてしまった」

 

師青玄は急いで言います。「君がやったとは言えないよ、どちらかというと私だ!」謝憐は首を振りながら言います。「絵の中の子供は、私が驚かしたせいで火種を捨てたんだ。風を起こしてと言ったのも私だ」

 

まさかこんなに激しく燃えてしまうとは。花城は「家」だとは認めていなくても、少し前に武器庫の扉に寄りかかって、武器ごと全部あげると言っていたのに、今は全て火の海と化したのです。

 

火に強いものもあるけれど、火明かりに晒してはいけないものもあるので、それらは灰塵となってしまいます。

 

師青玄は申し訳なさそうに言います。「太子殿下のせいじゃないよ!もし血雨探花が何か言ってきたら、私のせいにしてくれていいから!いくらでも弁償するし、金欠の心配だけはないから、安心して!」

 

謝憐もそれを分かっていますが、お金の問題ではないのです。だんだん遠ざかり、ため息をつきながら「もういい...」と言います。

 

このあたりは、突き合わせて読むと会話の順番が結構入れ替わっていますが、全体的にすっきりとコンパクトになっているのが分かると思います。ここから次の章に入ります。

 

 

鬼市を離れた後、謝憐は上天庭で三日寝込みます。

 

荘厳華麗な仙楽宮が好きではありませんでしたが、腕の傷があまりに酷いので、君吾が霊気溢れる仙京で静養するように命令を出したので、この数日菩薺観には戻らず、渋々仙楽宮で過ごしたのです。

 

初めて仙楽宮に入る時が怪我をしている時だなんて、縁起が良くありません。こんな一等地で養生するのに、「渋々」で、縁起が良くないと思っているなんて、他の人が知ったら、きっともう片方の腕も折りそうです。

 

たくさん寝てやっと起きてきて、右手を包帯で下げながら神武殿の集まりに行きます。道中、皆の奇異な視線を感じますが、謝憐にはなぜだかわかりません。

 

皆、謝憐が花城と五問の賭けをしたのを、全て天界で見ているのです。そしてその前日の賭けについても、根掘り葉掘り全て明るみにされ、知れ渡っているのです。詳細については噂になる中で、あることないこと、尾ひれがたくさんついていました。

 

今、五割の人は、彼は花城とどういう関係なのか勘繰っていて、そのうち九個はもう劇本になっています。

 

もう五割の人は、別の態度でした。風師がいくら自分のせいで極楽坊が燃えたんだと言っても、皆聞く耳を持たず、風師様が間違えることなんてない、と慰めます。風師の間違いでないなら、必然的に謝憐の間違いということになるのです。

 

あの喜怒哀楽が掴めない鬼王からの報復を避けるために、皆謝憐とは一線を引こうとするのでした。

 

でも、不思議なのは、君吾は謝憐を罰そうともしないし、花城も何か言ってくる気配がないのです。

 

謝憐は皆がそんなことを考えているなんて夢にも思わず、何か大事な衣を着忘れたのかと思って、何度も自分を確認するのでした。

 

 

神武殿に入るときに、郎千秋を見つけて笑顔で挨拶しますが、郎千秋は反応がなく、謝憐を一目見るとそのまま中に入っていきます。謝憐は少し呆気に取られますが、後ろからやってきた風師に声をかけられます。

 

「太子殿下!手はどう?さっきのは郎千秋かい?どうしてあんな目で君を見てたんだ?」「この前のことで疲れたんじゃないかな」「帰ってきた時から顔色が悪いように感じたけど。それでも失礼だよ。あとでお説教するよ、入ろう!」

 

謝憐は嫌な予感がします。福でも禍でも、やって来た時には逃げられないと思い、気持ちを落ち着かせて殿に入ります。

君吾が到着すると議論は始まりました。最初はどうでもいいような小さなことから議論します。

 

実は、今回鬼市から戻ってから、君吾は地師を治療に行かせ、謝憐を神武殿に残したのです。

君吾「下界に下りる前に言ったことを覚えてるか?」謝憐「血雨探花に気をつけろ、特にあの弯刀厄命には」「その時なんて答えた?」「気を付ける」「他には?」「彼は私を傷つけない」「じゃあその手はなんだ?」「これは自分の問題です」

 

君吾「弯刀厄命は呪われた刀だから、傷口はとても治りにくいんだ。その刀の主人が直々に治療してくれたとしても、長い間片腕しか使えない。とりあえず、四十九日間は静養しなさい。他の任務は心配しなくていい」

 

「君吾ありがとうございます。尋ねたいことがあります」「なぜ地師を鬼市に送り込んだのか、か?」「そうです。そこまでする必要があるのでしょうか?」「それはその友達に聞いてみるといい」

 

「もしかして...」「そうだ。向こうが先に間者を送り込んできた。知っているべきこと、知っているべきではないこと、全部知っているんだ。何をしていいのか、何をしたらいけないのか、どこが境界線なのかも細かく知っている。仙京には奴の間者がいる。少しは気づいていただろう?」「ええ」

 

「でも彼の実力なら、何か禍いを起こそうと思えば、人界はとっくに大混乱が起きているはずです。今までにないということは、これからもきっと、突然三界を掌握しようだなんて思わないはずです」

 

「仙楽、彼に好感を持っているのか?」「好感だけが理由ではないですが...」

 

「分かっていると思うから余計なことは言わないが、''絶''になる者は皆、常人が考えもしないような苦痛に耐えてなっているんだ。銅炉山から出てきた二人の鬼王、血雨探花と黒水は、君が思っている以上に恐ろしい。冒険はできないんだ」

 

 

次の瞬間、「仙楽?」と君吾から呼ばれて謝憐ははっと気が付きます。

「はい」

「皆あの剣についての疑問が多いみたいだ。あの剣は本物の芳心だと思うか?」

 

師青玄がすかさず答えます。「違いますよ。あの剣はそう見えるように術をかけられていただけで、太子殿下が気がついたんです。私も郎千秋もその場で見ました。そうだよな?」誰も同意しません。師青玄は空気がおかしいことに気がつきます。

 

師青玄「皆どうしてそんなにあの剣を気にしてるの?」霊文「あの剣は、唯一弯刀厄命に太刀打ちできる、絶世の邪兵だと言われています」

「そんなにすごいのか?なぜだ?」「持ち主を知れば分かります。それは白衣禍世の剣だと言われています」殿の中は騒然となります。「言い伝えですが。もう一つの言い伝えは、禍国妖道、芳心国師の剣だとも言われています」

 

師青玄「芳心国師は聞いたことがある。永安国の国師ですよね?何をしたのは知りませんが...」謝憐は低い声で言います。「風師様、それは後でご自分で調べた方が...」「どうして?」霊文がため息をつきながら言います。「芳心国師は永安国の太子、郎千秋を指導していました」

 

皆の視線が郎千秋に集まり、師青玄もなぜ極楽坊で郎千秋が''絶剣芳心''と聞いて顔色がおかしかったのか気がつきます。謝憐「この話はもうお終いにしましょう」

 

それに同意する神官の声もいくつかありました。芳心国師が芳心妖道と呼ばれるからには、きっと郎千秋にとって不愉快な話題なのです。しかし、郎千秋は冷たい声で言いました。「霊文真君、続けてもらって構いません」

 

霊文は手元の文書をめくりながら、「百年前、永安国に十二歳の太子殿下がいました。この太子殿下は心優しく、祈福のために外に出た際、夜に太蒼山を通りかかった時に妖魔が襲いかかってきたのです。危機一髪の瞬間、ある人が花の枝を剣代わりにして、妖魔を撃退し、太子殿下を救ったのです」

 

霊文の説明を聞きながら、何人もの文神が霊文を心の中で罵りました。経緯を説明するだけなのにごますりするなんて、恥知らずだと。

 

霊文は続けます。「そしてこの人は国師となり、''芳心''と名付けられ、太子殿下を指導することになったのです。言い伝えでは、性格がよく分からず、傲慢で冷たく、ずっと白銀の仮面をつけていて、誰も彼の本当の顔を知らず、経歴も知らないのです。

 

ただ太子殿下の命を救った恩があり、実力も確かで、雨風を呼び寄せる神通力があるとも言われ、在位していた五年間、重用され、太子から敬愛されていました。

 

そして、太子殿下が十七歳の誕生日の時に、永安皇宮は鎏金宴を開きました。鎏金宴はかつて仙楽貴族の間で流行った宴会で、全ての酒器や食器、楽器が美しい金の器で作られ、永安皇室も後にそれを模倣しました。」

 

ここまで話して、霊文は少し止まり、また続けます。

 

「その晩、芳心国師は絶剣芳心を持って、その場にいた全ての王族貴族を皆殺しにしたのです!」皆がはっと息を呑む中、謝憐は首を下げて何も言いません。

 

霊文は続けます。「太子殿下だけは遅れてやってきたために、難を逃れたのですが、芳心国師が全ての死体を損壊する姿を目の当たりにしてしまったのです」殿の中は静まり返りました。

 

霊文は話を戻します。

「絶剣芳心は、絶世の邪兵と言われています。血雨探花は今は弯刀があるだけでも対抗するのが難しいのに、もし絶剣芳心も手に入れたら...」

 

師青玄「そ...そ...それはどうしてだよ?」霊文「何がです?」「人を殺すなら、理由があるはずだろ。国師としてちゃんとやってたのに、どうして突然人殺しなんて。謀反しようとしたのか?それとも敵国の間者だったとか?」

 

「知りません」「知らない?」「知りません。誰も芳心国師がどんな顔をしていて、本当の名前は何か、身分は何か、目的が何か、何も分からないのです。これが永安国最大の未解決の謎、鎏金宴大虐殺です」

 

芳心国師は謎に包まれすぎて、唯一の弟子である郎千秋がこの場にいなかったら、本当にそんな人が存在したのかどうかも疑わしいぐらいなのです。

 

師青玄「ほ...本当に何も知らないのか?誰かこっそり仮面を外して見たりしなかったのか?」霊文「それはこちらの太子殿下に聞いてみないと」皆は一斉に郎千秋の方を向きます。

 

霊文「まだ話は終わりません。鎏金宴の後、太子殿下は国中に指名手配し、最終的に生け捕りし、四十九本の桃木釘で棺桶に封入しました。もしかしたら、誰かが芳心国師の顔を見ることができるとしたら、泰華殿下ぐらいでしょう」

 

郎千秋はゆっくり首を振ります。「見てない。あの白銀の仮面は妖物で、主人を認識するんだ。主人が取ろうとしなければ、他の人には取らせない。だから死ぬまで顔は見てない」

 

ある神官が尋ねます。「魂を呼んでみたか?魂を呼び寄せて、拷問したらどうだ?」

郎千秋「試したが、呼べなかった」

他の神官も言います。「それは残念だ。これはずっと解かれない謎になるんだろうな...」

 

郎千秋は急に冷たく一声笑いながら言います。「それはどうかな」

 

皆、彼が冷たく笑うことに驚きました。いつもの泰華殿下と違いすぎるのです!いつもの泰華殿下なら、きっとすでに立ちながら寝ているので、ここまでこんなに集中して聞いてるわけがないのです。

 

端にいる謝憐は一瞬眩暈がしました。

郎千秋が続けます。「魂を呼べないのは、奴がまだ死んでないからだ」

 

「四十九本の釘でもまだ死んでないのか?」

 

郎千秋「死んでない。それに、顔を見たことがないと言ったのは昔の話だ」

師青玄「''昔の話''ってどういうことだ?それなら今はもう見たのか?」

 

謝憐はもう聞いてられません。腹の中で何かが燃えたぎり重く沈んでいくのを感じます。もう郎千秋の声も、周りの声も何もかも聞こえなくなりました。

 

ただ、急に一つの手が自分を掴み、顔を上げると、郎千秋が怒りに満ちた眼差しで自分を見つめていて、今にも自分を焼き尽くそうとしているかのようでした。

 

郎千秋は謝憐を荒く掴みながら、一字一字、噛み締めるように言います。「この手で棺桶の中に封印したはずなのに、どうやって出てきたんだ...国師?」

 

謝憐はただ「終わった」と思いました。

神武殿はしばしの沈黙の後、急にざわめき出します。

 

師青玄「なんの国師?俺が考えている国師じゃないよな?」

謝憐が口を開こうとした瞬間、郎千秋が先に口を開きました。「否定しようとしたって無駄だ。ここ数日、墓地を見に行ったが、棺桶はとっくに壊れてていて、中に入っていた骨も人間のものではなかった!」

 

師青玄「それでも、彼がそうだとは言えないんじゃないか!千秋、他に何か証拠はないのか?もし間違ってたら目も当てられないぞ」

 

郎千秋は振り返りもせずに言います。「間違いない!当時何百人の法師でも芳心を鎮めることができなかったのに、賭坊であいつは触っただけで邪気を追い払った。剣の主人でなければ、剣があんなに言うことを聞くわけがないんだ」

 

師青玄「あの剣は偽物じゃなかったのか?」

郎千秋「俺もそう思っていたし、間違いかもしれないとも思った。それでも、俺の前で剣を使うべきじゃなかった!」

 

彼は謝憐を掴む指に力を入れ、謝憐の方を向いて言い放ちます。

「俺の目が節穴とでも思ってるのか?俺の剣は誰が教えたと思ってるんだ?しかも、よりによってあの技を使うなんて。気付かないとでも思ったのか?」

 

謝憐の傷口が開き、額から汗が流れ落ちます。こんなに痛みを感じるなんて、弯刀厄命が残した傷口はやはり違うな、と思ったり、今日はもうどうにも逃れられないな、と思ったり。

 

少しして、無理やり落ち着き払ったように口を開きます。「そうだったのか。私としたことが」

 

認めてしまったのです!認めた瞬間、周りの者は皆、謝憐のそばから離れました。

郎千秋「認めたな」

謝憐は首を振りながら言います。「認めなくても、君は信じない」

 

郎千秋「ずっと考えてたんだ、あなたがなぜあんなことをしたのか。どうしても分からなくて、多分永遠に分かる日が来ないと思ってた。けれど今日になって、どうしてなのかわかったよ」

 

誰も彼に、どうしてか?尋ねません。

 

皆、仙楽国が永安国に滅ぼされたことぐらい分かっているのです。そして、謝憐は仙楽国が滅びたために、神台から引き摺り下ろされて、惨めな姿になったことも知ってるのです。

 

謝憐はだんだん落ち着きを取り戻しました。「だから、今日はどうしたいんだ?」

郎千秋はまだ彼を必死に掴みながら言います。「どうしたいか?今日は帝君やこの場にいる人に見て欲しいんだ。この人とは深い恨みがあるから、どちらかが死ぬまで決闘をしたい」

 

師青玄はまずいと思い、口を開きます。「死ぬまで決闘だなんて...今じゃないだろう?太子殿下は右手に傷を負ってるし、それにその傷は、君のために血雨探花の刀を受けてできた傷なんだ、そんなのさすがに良くないだろ!」

 

霊文「二人とも落ち着いてください。神武殿の中では武力は禁止されています」

 

謝憐には、これが彼が何日も考えた結果で、気持ちが変わる余地はないと分かっていました。

 

郎千秋「それなら、外に出て決闘しよう。片手が使えないなら、俺も片手を使えなくすればいい。この人の恩は受けてたまるか。今にその恩を返してやる!」

 

彼が自分で自分の片腕を傷つけようとするのを見て、謝憐は急に怒りの表情を滲ませながら「何してるんだ!」と遮ります。

郎千秋は遮られて驚き、他の神官達も驚きます。

 

だんだん怒りの色は冷たいものに変わります。「武神が腕を傷つけるなんて、家族や友や名士のためなら、情や恩や義のためだが、自分の仇のためだとはどういうことだ?」

 

郎千秋は彼を指差しながら言います。「俺に説教するな、お前にそんな資格はない!無駄口を叩くな、戦うなら戦え!」

 

謝憐はため息をつきながら「戦いたくない」と言います。

「どうしてだ?俺が怖いのか?」「太子殿下、君が怖がるべきだ。私と戦えば、君は死ぬに違いない!」

 

あまりに身の程知らずな言葉です。

 

郎千秋もそれに怒りを覚えたようで、危うく謝憐の首を締めようとしました。

「俺を殺すのが怖いのか?直接俺も殺して、口封じした方がもっと良かったんじゃないのか!」

 

風信と慕情が彼を引き止め、謝憐は胸元を掴まれるままにされていました。

師青玄「そんなに興奮するな!太子殿下はそんな人じゃないと思うんだ...」

 

裴茗は遠くから腕を組んで様子を眺めて言います。「太子殿下は風師が担保してくれて羨ましいな。うちの小裴はそんな待遇ないのに」師青玄「裴将軍、それとこれとは違うだろう!小裴将軍の悪行はこの目で見たんだ!」

 

裴茗「何が違うんだ?泰華殿下もその目で太子殿下が死体を損壊するのを見たんだろ?」「それは違うだろう!死体は死体でしかない。彼が殺したとは言えない!」

 

「死体の損壊でも酷いよな」「彼がやったんじゃないなら、どうしてそんなことする必要があるんだ?」皆口々に言い始めます。

 

師青玄は言葉に詰まります。「芳心国師は仮面を被ってたんだろ?誰かが成りすましたんじゃないのか!」

 

裴茗「君は知らなくても当然かもしれないけれど、武神は身のこなしを見れば、顔を見るよりもはっきり分かるもんなんだ。泰華殿下は直々の弟子だから、どの技も心に焼き付いているはずだから、見間違えるはずはないんだ。皆さん、そうですよね?」

 

武神達は皆、これに同意します。

 

「もういい」上の方にいる君吾が口を開きました。

一言だけなのに、殿は一瞬で静まりかえり、皆君吾の方を向きます。

 

謝憐も郎千秋の手を振り解きました。

 

 

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キリの悪いところですみません。力尽きました。

 

第一弾では、''この箇所が、こう変わった''という形で紹介できたのですが、この辺りは改変が大きいので、具体的に''この箇所が、こう変わった''と紹介しにくいのです...

 

物語のベースは同じなのに、流れなどが変わりすぎて、まるで別の物語を読んでいるかのような気持ちになります。(前回もそんなこと言ったような...)

 

 

余談です。

 

昨日は、皆様思い思いの素敵な生誕祭を過ごされたと思いますおやすみ

 

なぜか自分の誕生日よりもワクワクした気持ちで当日を迎えて、一日楽しく過ごせました。

 

今まで「推し」がいたことがなかったので、分からなかったのですが、「推し」がいる生活って幸せですねラブラブ

日々の生活に彩りを与えてくれます。

 

 

他のキャラクターの誕生日もあるようで、

 

殿下は7月15日、君吾も7月15日(一説では7月25日)、戚容は8月12日、権一真は8月15日、

風師と黒水は1月24日、霊文は2月3日、慕情は2月17日、師無渡は6月16日(『天官赐福生日表』百度より)

 

・・・とたくさんあって、どのキャラクターも大好きですが、さすがに全ては祝いきれないので、あとは殿下(ついでに君吾)のお祝いだけしようかなと思っています。

 

もちろん普通にお祝いするのも良いのですが、個人的には殿下の誕生日(約一ヶ月後)までに目標設定をしてみました。

 

(まるで好きな人のために頑張るみたいで、普通に頑張るより楽しめそうですラブラブ

 

きっとこれを機にできないことができるようになったら、「殿下のおかげ」と勝手に密かに思える気がしますおやすみ

 

そして、できるようになった暁には、自分に何かご褒美を用意したいですおねだり

 

何かできないことができるようになるとか、幾ら貯めるとか、何キロ痩せるとか...

 

良かったら、是非誰か一緒に.....ラブラブ