過去記事の伏線の中に埋もれていた内容です。伏線にしては少しボリュームのあるので、タイトルを付けて一つの記事にしました。
過去記事を読んだ方や、小説を読んで知っている方も多い内容かもしれません。過去編があまりに辛くて、詳しく読めていない方も沢山いらっしゃると伺い、もし気付いていない方がいれば、参考になれば嬉しいです
過去編の温柔郷で、花妖が様々な女性の姿に化けて、洞窟の外にいる少年の花城を誘惑する描写がありました。
花妖が最後に化けた姿については明記されていませんが、前後の文章から察するに、全裸の謝憐の姿に化けています。
花妖はそれまでいろんな全裸の女性の姿に化けて少年の花城を誘惑していたのに、花城は特に反応も何もなく、最後に花妖が(謝憐の姿に)化けた瞬間、花城は息をのみ、洞窟の外は突然死んだように静まりかえり、しばらく呆気に取られています。
花妖も少年のことを「若いのに大胆だこと」と言っているし、花妖達の反応から、普通の女性の姿に化けたのではないことが一目瞭然です。
それに、呆気に取られた後の花城の反応は、今までにないくらい花妖に''激怒''しています。
この後助けに来た風信はまだ洞窟に入っていないのに、洞窟前の何かを見て「あれは...殿下?殿下?!」と言いました。
謝憐は洞窟の中にいるので、外からは見えず、この時見たのは花妖が化けた謝憐なのです。それに、少し後に謝憐の声が聞こえて、ここでやっと謝憐が洞窟の中にいることに気が付きます。
慕情の反応は、怒りではなく嘲笑うかのような反応をして「みっともなくて話になりませんね」と言っているし、その後風信は「さっさと消すぞ!他の誰かに見られないようにしないと!」と言っています。
ちなみに、花妖はこの時少年に、「(性的な意味で)今食べないと、この先八百年無相応な妄想をしたって食べられないよ」と言って誘惑しますが、実際花城が謝憐と結ばれたのも八百年後なので、花妖が言ったことは図らずも現実になっています。
少年の花城は、この時までは殿下に対する尊敬や憧れのような気持ちの方が強かったと思いますが、もしかしたら殿下に対して恋愛感情を抱き始めたのは、花妖が化けた殿下が、全裸で自分を誘惑する姿を見たからなのかもしれません
少年の花城を全裸で誘惑する謝憐(花妖が化けたものですが...)絵が強烈すぎて想像するだけで鼻血が出そうです
---
一つ前の、新版の改編記事が割と地味めだったので、需要があるのか少し不安だったのですが、コメントを通して改編記事も興味を持ってくださっている方が多数いることが分かり、少し安心しました改編記事を書くモチベーションになります
コメントを通して、最近ブログを見つけて、過去記事も遡って全て読んでくださった方が複数いらっしゃったり、
第三巻を読み終えてから最初の方の伏線記事を読み返して、参考にしてくださる方もいらっしゃることが分かりました。
中には、ブログも大事に読んでくださり、二周目してくださる方もいて、本当に感無量でありがたいです...
実は、前の方の記事は、改行や文体が統一されていなかったり、第三巻が出る前や日本語小説を揃える前の意訳なので読みにくい部分があったり、
新版が出たことで当時の解釈に少し違和感がある記事もあり、しばらく前から整理したいと思っていました。
伏線の中に大事な情報(花妖が最後に化けた姿、花城がなぜ神官ではなく鬼を選んだのかなど)が入っていたり、
花城が謝憐を好きになった理由などの大事めの考察が、他の記事のついでに書かれていたりで、自分でも引用する時に探すのが大変で...
そんなこんなで、少しずつ過去記事の整理をしています。
ほとんど改行や文体を整えるだけですが、新版で改編された箇所に関する記事には少し追記をしたり。(改編記事で紹介した部分ばかりなので、読み返すには及びません)
もしかしたら2、3記事ほど、今回のように単独でタイトルを付けて一つの記事として出すかもしれません。
(過去記事にコメントも紐づいているので、過去記事には残したまま必要な箇所を改めて出すのか、このまま置いておくかなど、まだ迷っています)
記事は連番で付けていることもあり、整理の過程で消すことはないと思うので、ご安心ください
---
余談です。
皆様からヒントを色々頂いて、花城の誕生日に何をするかが少し固まりました
普段はそんなにお花は飾らないのですが、花城をイメージした赤いお花と、それだけだと花城が寂しがるかもしれないので、謝憐をイメージした白いお花も一緒に飾ってみようかな、とか。寄り添い合う二輪の花を、目にする度に癒されそうです
当日は、中華を作る方がいらっしゃると聞いて、中華良いなぁと思い、豚まんを作ろうかと思っています
元町中華街の名店『老祥記』の豚まんが好きなのですが、ありがたいことに、店主のレシピがネット公開されているのです。
何度か作ったことがあるのですが、ベーキングパウダーも使うのでほとんど発酵要らずで(具の準備をしている間で十分)、蒸し器もいらないし、早くて楽なんです(「老祥記 豚まん レシピ」で検索すると出てきます)
豚まんにはお粥ですね!他のおかずは余力に合わせて適当に...←
前日の日曜日にシフォンを焼いて、誕生日バージョンとして軽くデコレーションしようかなとか
夜はもちろん、天官賜福の曲を聞きながら、小説を愛でます
欲を言えば、花城の幸せを祈願する長明灯を上げたい!・・・けれど、そんなものはないので、
どこかで貰った長明灯の絵の立体付録を、儀式並みに静粛な気持ちで組み立てようかな、とか。
今考えているのはこれぐらいで、全部できるか分かりませんが、無理ない範囲でできることをしたいなぁと思っています