花城が罪人坑に飛び降りた時に何と言ったのか?アニメを観て気になった方はいませんか?

アニメでは罪人坑に飛び降りた後、空中で花城が口を開いて何か言っています。この部分は音声がなく、何を言ったのか分かりません。そして、謝憐にその声が届いているかどうかも不明です。

 

(ちなみに旧版の原作小説にはないので、アニメ特有の演出だと思います。この部分は音声がないので答えは分かりません。そのため、この記事は考察止まりなので、あらかじめご了承ください。)

 

追記:アニメの最終回で答えが明かされていました。以下は深読みした一人のファンの「こうであればいいな」という希望の記事としてお楽しみください!

ほんの一瞬なので、短い言葉です。原作小説の言葉の中で、花城がこのシチュエーションで言いそうな言葉を挙げてみます。

①別怕(怖がらないで)

②等我(待ってて)

③信我(信じて)

④哥哥(兄さん)

アニメでわざと音無しで入れ込まれたことを考えると、④の’’哥哥(兄さん)’’ではないと思うのです。それなら普通に音有りで付ければいいし、わざわざ意味深に付け足す必要はないと思うのです。アニメでは三郎は直前に「大丈夫。心配ない。少し離れるだけ。」と言っています。ということは①の’’別怕(怖がらないで)’’でもないと思うのです。言葉がいつも簡潔な花城を考えると、「心配ない」と言った後にもう一度「怖がらないで」と言う必要もないと思います。

また、前回の記事でも書きましたが、花城がこの後謝憐が飛び降りることを予測しています。そのため、②等我(待ってて)でもないと思うのです。残る選択肢、③信我(信じて)でも良いと言えば良いのですが・・・・・

 

ここからがやっと本題です!!是非、他の推測を出してみたいのです。

 

推測①「謝謝」(ありがとう)

罪人坑に飛び降りる姿は、どことなく、花城が八百年前の子供の時、城から落ちる姿と少し重なりませんか?花城は子供の頃に謝憐に救われてから八百年間、過去編を含めても、いまだに謝憐に感謝を伝えることができていません。しかし、不幸続きで人生に絶望しきった花城を、果てしない暗闇から救い出したのは、謝憐のその時の救いなのです。そして、それがきっかけで花城は謝憐のことが好きになり、その後八百年間、謝憐を想いながら生きています。(正確に言うと、鬼なので生きているというより、謝憐を守るために一番強い鬼にまでのぼりつめ、この世に残っています。)そうなると、’’信我(信じて)’’、よりも、心の中でずっと隠してきた''謝謝''の方がより相応しい光景だと思いませんか?

 

推測②「我是鬼王」(鬼王なんだ)

花城は謝憐と出会ってから度々自分の正体をほのめかしています。自分から正体を明かさないものの、あえて隠そうともせず、謝憐に自分から気がついてほしいと思っています。そんな一心で、''自分は鬼王だから心配しないで''という意味で「我是鬼王」(鬼王なんだ)と言った可能性はあります。ただ、その声が謝憐に届いているかどうかは分かりません。でも罪人坑の下で、交わされた謝憐と花城の会話の中で、花城が「何か他に聞きたいことはないの?例えば鬼なのかとか・・」みたいなことを言っていることから、もし「我是鬼王」(鬼王なんだ)と言っていたとしても、その声は謝憐には届いていないことがわかります。なので、可能性はあるかもしれませんが、この推測よりも、①の「謝謝」の方が好きです。

 

推測③「我是紅紅児」(紅紅児なんだ)

先ほど、飛び降りる姿がどことなく八百年前の姿に重なると書きました。自分の正体について早く気づいてほしい花城は、ここで自分があの時の救われた子供だと、早く伝えたくて、口に出たのかもしれません。謝憐には聞こえないぐらいの声で。謝憐が花城があの時の子供だと気がつくのはずっと後なので、もちろんこのタイミングで声は届いていません。

 

推測④「我喜欢你」(好きだ)

個人的には一番これであってほしい!!と思う推測です。花城を八百年も頑張らせてきたモチベーションは何か?それは謝憐への感謝だけでなく、紛れもなく謝憐への深い’’想い’’なのです。この後の全体を通してのお話でも分かるように、花城は謝憐の前では、特に告白に関しては非常に臆病で、自分からなかなかストレートに言い出せません。しかし出会った時に、牛車の上で「鬼の世界では骨灰を好きな人に渡す風習がある」「僕なら、骨灰をあげたなら、その人がどう扱おうが本望だ」みたいなことを言っているのです。主語さえあれば、それは紛れもない告白なのです。

つまり、花城がこの飛び降りたタイミングで、謝憐が自分のことしか考えられないこの状況で、’’あえて’’ ’’わざわざ’’謝憐に届かない声で言った言葉。つまり、花城がこの段階ではまだ謝憐に届ける勇気が無い言葉。それは心に八百年、秘め続けてきた告白なのかもしれません。もしかしたら私たちは、結構早いこの段階で、静かな花城の告白を目の当たりにしているかもしれないのです!

 

 

・・・どうでしょうか?皆さんはどれが一番ありそうだと思いますか?

もしかしたら他に「絶対これだと思う!」というのがあるかもしれません。(もし他に良さそうな言葉があれば、私も知りたいので是非コメントで共有してくださると幸いですお願い

 

もちろん前半で挙げた①別怕(怖がらないで)、②等我(待ってて)、③信我(信じて)でもいいんですよ?いいんですが、ファンとしては、感謝や告白であってほしい、そう思いませんか?お願い

 

追記:改めて読むと、深読みし過ぎて恥ずかしいですね...。でも!それでも!!あの場面に無理にでも静かな告白を妄想したいぐらい、早くくっついてほしいのです!(そうでも思わないと、正解を知らなかったのが、自分1人だけだったのではないかと、冷や汗が止まりません...。)