二人がまだ思いを通わせていない時の会話なのですが、甘すぎて夜中に一人で悶えたので、ご紹介したいと思います照れネタバレになるのでご注意ください。
昨日の記事のあらすじで言うと、原作小説(旧版)の第三巻の最後あたりの、任務のために二人で銅爐山(花城が絶になった山)に向かった時の場面です。
 
道が山に塞がれて目的地に行けないと、鬼達が数百匹、立ち往生してる時に、鬼の誰かが「神官のにおいがする」と言い出します。ちなみに花城はこの時事情があり、子供の姿になっています。頭からすっぽりマントを着たままの謝憐が怪しいと鬼達が思った時です。
謝憐はゆっくりマントを取り、「私は傀儡師(人形を使った芸人)だ」と言います。傀儡師ならいろんな匂いが付いていても不思議ではないのです。鬼は尋ねます。「お前の人形はどこだ?」謝憐は屈んで花城を抱き上げると、女鬼が口々と感嘆を上げました。「まぁ!すごいわ。」「とても精巧に作られているわね!」「まるで本物みたい。」「かっこよすぎるわ!私にも作ってもらえない?」「まつ毛が長いわね!」その中には花城に触ろうとする女鬼までいました。
 
謝憐は慌てて花城を懐に抱き抱えます。鬼達は「ケチだね!触るのもダメなぐらい、そんなに大事なのかしら!」とまた口々に言います。謝憐は左手で花城をより強く抱きしめて、右手で髪を撫でながら言います。「当然だよ。私の人形なんだ。それに気性が荒くて、私以外の人が触るとすごく怒るんだ。」花城は謝憐の懐の中で片眉を上げました。
 
しかし鬼の中で、謝憐の鬼気が内側から出ているものではなく、外側から付いたものだと気付く鬼が現れます。花城が口を開きました。「この子に鬼気がないのは当たり前だろ。本当は俺の方が傀儡師なんだから!」鬼達は驚きます。「お前が傀儡師で、あいつも傀儡師?・・・いや、あいつは誰だ?」謝憐が笑いながら答えます。「私は、この人(花城)のものだよ。
 
鬼達はやっと理解できました。「どうしてさっきお前(謝憐)が傀儡師だと言ったんだ?」花城は微笑みながら答えます。「それは、面白いからだよ。」謝憐も微笑みながら言います。「そうだ。主人が面白いと思うのが、一番大事なんだ。」謝憐が人形だと聞いて、女鬼達も触ろうとしますが、花城は触らせません。
 
女鬼達が言います。「あなたもこの人形は気性が荒くて、触られると怒ると言いたいの?気性はとても良さそうだけど!」花城は片手を出して謝憐の顎を持ち上げ、この子は性格がいいんだ。でも俺は気性が荒い。俺が好きなものは、俺以外、誰も触らせない。
 
謝憐も「そんなことないよ、主人も性格良いよ。」と合わせます。それでも、神官のにおいがすると言って引き下がらない鬼が謝憐に手を出そうとした時です。花城は冷たい声で言い放ちました。「誰か触るなら触ってみろ。俺が何よりも大切にしているものを、お前らが好きに触って良いと思ってるのか?」花城のあまりの気魄に、鬼達は誰も手を出そうとしなくなります。
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もうさ、人形と傀儡師の会話なんだけどさ、両片思い中の花城と謝憐の会話と思うと、すごくすごく悶えませんか?照れ
 
謝憐の、花城は自分のもの宣言。
花城の、謝憐は自分のもの宣言。
 
お互い、誰にも触らせない宣言。
花城の謝憐が好き宣言。
花城の謝憐を大切に思っている宣言。
 
どれを切り取ってもすごく悶えるのですお願い
花城が謝憐の顎を上げて言ってるってことは、絶対謝憐の目を見ながら言ってますよね。鬼達に言ってるんだろうけど、周りくどく告白してると思って良いですか?お願いついつい本音が漏れていると思って良いですか?ラブ
 
結構話の続きが気になってサラッと読み飛ばしてしまう部分なのですが、じっくり味わうとすごく萌える箇所なのですお願い大体の意訳で、飛ばし飛ばし拾ってまとめました。この箇所は是非フルバージョンをじっくり、小説の素敵な訳でお楽しみください照れラブラブ