「花城」の名前の由来や解釈

謝憐が初めて飛昇した時に「花冠武神」と呼ばれ、神像も片手には花、もう片手には剣で、信徒も謝憐が花好きということを知って、神廟には常にたくさんの花が供えられていたことから、花城は「花」を名前に取り入れたと言われています。また作者は、謝憐が初めて神官から落とされた時に「花」を司る神をした経歴があることを明かしています。(←今回初めて知りました笑い泣き

 

「城」というのは、花城が文中で"他幾百年來,欠謝憐的花足夠開滿一座城了。"(花城はこの数百年間を経て、謝憐には城一杯の花の借りがある)ということを口にしていることから、’’城いっぱいの花を捧げたい’’という意味で「城」にしたのではと言われています。それが一番多い解釈なのですが、謝憐との初めて出会ったのが城から落ちた時だから、それを記念して「城」にしたのでは、という説もあります。

 

その他には、「城」は鉄壁という意味もあるので、謝憐を花に例えて、自分は’’花を守る鉄壁’’という意味で「花城」にしたのでは、という解釈があり、自分はこちらの解釈の方がロマンチックで好きです照れラブラブ

 

ちなみに、作者はなぜ「花城」にしたのかは明かしていません。直感で閃いた名前なので、理由は(花城から)聞いていない、とのことです。「三郎」と呼ばれるのは、家の中で3番目だから、もう一つの理由は祭天遊の時に3周目で下に落ちたからだそうです。

銀蝶

では、どうして銀蝶なのか?謝憐が「花冠武神」だから、蝶は常に花の周りを飛んでいますよね。だから蝶なんです。それだけで充分。ここもロマンチックドキドキ

弯刀厄命

天官賜福にはいろんな霊器が登場します。風師には風師扇、裴茗には明光剣など。その中でも一番可愛くて人懐っこいのが若邪と弯刀厄命ですよね。この「弯刀厄命」の誕生こそが、花城の謝憐に対する愛で溢れているんですラブ

 

かつて守りたいと思っていた「万人」から剣を向けられて、絶望した謝憐は国を滅ぼした「永安人」に復讐しようと思い、花城は黒武者として謝憐のために人免疫を仕掛け、最後の瞬間、謝憐が後悔してやめようとした際に全ての呪いを一身に受けて、花城は消えかかりました。

 

消えかかった花城は、何とかして铜炉山にたどり着きます。そこには迷い込んだ人間が多数いて、数百の鬼に囲まれて逃げ場を失い、もはや「血器」を創って突破するしかない状況でした。一番の捧げ物はその場に迷い込んだ人間だったのですが、花城はそうはせず、発狂して自分の目を一つを捧げています。

 

謝憐の夢は「万人を救うこと」だけど、花城にとっては小さい頃から「万人」に虐げられ、いじめられ、万人なんてどうでも良いはずだけど、謝憐が「万人」を大事にする人だから、忠実な信徒として花城は罪もない人間を殺めることはできなかったのです。

 

また、今後謝憐に向き合う際に、一点の汚点や罪悪感、後ろめたさも残したくないから、自分自身の目を犠牲にしています。つまり「弯刀厄命」の誕生自体が、謝憐への愛に溢れていますラブ飛び出すハート