天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。今回は、天官賜福に散りばめられた「三」という数字について
天官賜福に限らず、魔道祖師にも「三」が散りばめられているのですが、今回は天官賜福の中の「三」について紹介したいと思います
①三郎(名前に三)
昔の中国では女性が恋人を「〇〇郎」と呼ぶこともあったので、それを意識してかどうかはわからないけど謝憐にそう呼んで欲しかったのなら甘いですね。
②三毒瘤(霊文・裴茗・水師)
③花城が謝憐の為に上げた三千灯
④花城が決闘し後に神廟を燃やした神官33名
⑤謝憐は三回飛昇している
⑥四大害のうちの三つが「絶」等級の鬼
⑦花城は三回消失する(人間の時、黒武者の時、君吾との決闘の時)
人間としての死は、戦争中の一人の兵士としての死なので仕方がないし、君吾との対決の時の死も仕方がないものですが、黒武者としての死は、謝憐がまいた種が原因で犠牲になったので、謝憐はこの死に対しては深い後悔と自責の念があります。
⑧謝憐は花城を三回助けています(城から落ちた時、戚容の馬に引きずられた時、鬼火になった時)
しかもどれも助けた時点では、謝憐は知らない人をたまたま助けたと思っている(謝憐心優しい・・・)
他にもまだまだありますが、今思いつくところをまとめてみました。
また気付いたら随時追加していきます!
《追記》
コメントで素敵なことを教えて頂きました
⑨『探花』とは科挙の成績で三位を取った者のことを言うそうです。『血雨探花』という別名にも三にまつわる言葉が入っていました
まだ書ききれていない「三」がたくさんありそうな気がします