好きすぎる天官賜福について♡

簡潔に言うと、仙楽国の太子である「謝憐と謎の少年「三郎♂」の愛のお話です。

 

(ネタバレありです。)

謎の少年三郎♂」は、800年前の幼い頃にまだ仙楽国の太子だった謝憐に助けられ、そこからずっと謝憐のためだけに生き続けてきた一途すぎる「鬼」なのです。

 

三郎は助けられた当初は人間の子供だったのが、太子と共に戦って命を落とし、その後「この世にまだ愛する人がいるから守りたい...」ということで転生せず、鬼になってこの世に残ります。

 

800年間、ずっと謝憐を探し続け、やっと謝憐に会えた「与君山」の花嫁失踪事件。この背景を知ってから観ると、花嫁に扮した謝憐を大切にリードする三郎の気持ちが身にしみて沁みて...。もう何度観ても観たりない名場面すぎるえーん

(画像:雪花新聞)

 

その後、謝憐のいろんな任務を通して二人の距離が縮まっていくのですが、三郎は800年ずっと謝憐のことが好きなわけですよ。

でも、告白したら今みたいにそばにいられないかもしれないと思って、告白するのが怖くて踏み出せない...。絶の鬼なのに、そんな臆病すぎる三郎が可愛いし、切ないし、勇気出して!!!!自信持って!!!!って応援したくなります。

でも三郎は今でこそ絶の鬼としてみんなから恐れられて強いものの、好きな人の前では、自信なんてないんですよね。心の中は助けられた800年前の汚らしい子供のままなんですよね。好きな人の前では自信が持てない...みんなそうじゃないですか。(心の中に眠っていた青春の頃の気持ちを必死に思い出しましたよ!!)

謝憐も徐々に三郎に惹かれていくのですが、こちらも自分の気持ちに気づいているようで気づいていないようで...。三郎に好きな人がいると聞いて嫉妬してしまったり...。見ていてもどかしくなります!!

 

そして洞窟でお互いの気持ちを確かめ合う場面がもう傑作です照れ

お互いの気持ちを確かめた後に、三郎が、“……殿下。你這可真是……要了我的命了。”って言うのですが、

もうキュン死にしそうで全腐女子の心臓がもたない...照れ何度この場面を観ても、キュン死にします。(死に方が選べるのなら、自分は迷わず最後はキュン死にしたい。)

 

この気持ちを確かめ合った洞窟の秘密が明かされると、他の登場人物と同様、三郎のこの800年の狂気に満ちた愛情を感じたのですが、狂気すぎて好き笑作品だから、狂気であればあるほど愛情を感じて良きおねがいでも現実にこんなストーカーがいたら絶対やばいと思う汗うさぎ

 

 

主人公の恋愛だけでも充分面白い作品なのですが、天官賜福の最大の魅力は、主人公を取り巻く他の登場人物が丁寧に描かれていて、何度観ても新しい発見があったり、考察や深掘りがいくらでもできる、そんなところが一番の魅力だと思っています。

近々、それぞれの登場人物について深掘りした記事を更新したいと思います!