赵露思主演ドラマということで、結構期待して観ました!

一話40分程度、全40話です。

こういう古装仙侠劇大好きです♡

期待を裏切らない面白い作品でした。

 

まずは主演のお二人から...

鳳凰族の次期帝位につく「风隐」と真神の子「元启」の愛の物語です。

元启は「古晋」と名前を変えて、身分を隠して修行するのですが、

风隐は出てきて割とすぐ、古晋のせいで消えます。

古晋は責任を感じて、散らばった风隐の仙元(魂みたいなもの)のかけらを集めて回ることになります。

 

风隐の仙元の一部が水凝獣に宿って「阿音」と名づけられ、

古晋は阿音とともに风隐の仙元のかけらを集め回るのです。

 

そのうちお互いのことが好きになるものの、

身分の違いから、周りの人から疎まれ、嫌がらせを受け、

それが本当にかわいそうになります...

 

古晋も元启としての責任があるのはわかるのですが、

それでも愛する人を守ることを最優先にしてほしいと願うのが乙女心...

阿音の気持ちに応えられないと遠ざける姿、傷つくことをわざという姿、

もどかしいを通り越して、少しがっかりしてしましました。

(でもこれは後で痛い目にあうのでご安心を!!)

 

その後、阿音が色々あって、死んでしまいます。

そして、阿音に宿っていた仙元の一部も风隐として戻り、

风隐が覚醒するのです。

 

 

风隐が覚醒してからの、過去嫌がらせをしてきた人たちへの返しが

秀逸すぎて、本当に観ていてスッキリ感しかない!!

このスッキリ感は多分、『永遠の桃花~三生三世~』のスッキリ感に似てると思います。

身分が変わることで、周りの人の態度がこんなにも違うのか!!と思い知らされます。

もちろん、漏れなく元启もここで痛い目に遭います。(自業自得)

どんなに追いかけても見向きもしてくれない罰です。

(乙女のもどかしさとがっかりがここで報われる!!)

 

 

赵露思の阿音と风隐の演じ分けが上手いと思います。

阿音は明るく活発で可愛らしい性格だし、

风隐は高貴さや穏やかさが滲み出ていて、

鳳凰族の帝位に相応しい立ち居振る舞いになっていました。

 

サブのお二人の恋も、丁寧に紡がれていて、感情移入できて面白いです。

どんなに相手のことを想っても自分のことを全く見てもらえない虚しさ、

友達としか思ってもらえない虚しさ、心がキュ〜と痛くなります。

サブのお二人だけでなく、他の登場人物の感情描写も丁寧ですよ。

 

そして、まぁまぁ悪役のこの方...孔雀のお姫様「华姝」様。

もう出だしから、悪役というか、いけすかない役で、

出てくる度になんだか目障りな存在なのですが、

でも一番人間味あるのでは?と個人的に思います。

 

一族のために、自分の幸せを犠牲にしなければならないお姫様としての宿命があり、

結婚相手として同時に2人の申し分のない地位のお相手からアプローチされたら、

一族にとって有益な方を選びたくなるし、もう片方もキープはしておきたい貪欲なところとか..

 

自分が彼女の立場だったら、同じ選択をしていたのでは?

もっと上手く立ち回りできたのか?もっと上手に生きられたのか?

なんて考えたら、憎みきれない役でした。

 

40話あるだけあって、登場人物の気持ちの移り変わりや過程などが

しっかり説明されていて、見応えのある作成でした!