息子においてはもう、限界だ。
もうお手上げだ、もうどうしようもない。
僕のできることは全てやった、必要な処置、可能性を見つけるためのカウンセリング、治療、相談、勉強のための新たな場所の提供、あれも、これも、整えた、そしてなにより、僕自ら何度もコミュニケーションを図ろうとした、だがダメだ
すべてが、息子から出てくるのは、
「めんどくさい」「わかんない」
もう埒があかない、会話にならない、そして全てを放棄する
もう無理と悟った。僕は察しがいい、息子にもう可能性はない。周りが、僕がどれだけ何かを見つけようとしても空回り、無駄だ、僕にはわかる、こいつはそういう風にできた人間だ、こいつの中ではそれが何もおかしいことではないんだ
でも、それだと1人では生きていけないのは当たり前だ、今は僕が全て提供しているがそれを頑張ってやるのももう飽きた、疲れた、そして虚しい
もういいんだ
息子においてはこのまま、僕が想定する悪い結果の方向に歩むだろう、それが本人が選ぶ道だ、めんどくさい、何もしたくない、でも家でゴロゴロはする、ゲームはする、食事はする、妻の、自分の母親の悪口だけは言う
僕にはこの存在は要らない、断じて必要無い
息子の存在が苦痛だ、邪魔だ、足枷だ、人生のリスクだ
僕は自分の人生をなんとかまだ取り戻したいと心の底から願っている、このぶっ壊れた人生、でもまだ生きているなら、死ぬことが許されてないなら、なら自分らしく、人生を全うしたい、取り戻したいと思う
それにはこの息子は要らない、障害でしか無い
ここに思う、今心底思う、願う、僕がすぐに死なせてもらえないのなら、じゃあ代わりに息子が何かのきっかけで僕のライフから消えてほしい、アクシデントで死んでくれるたりするとありがたい、助かる、そしたら僕はこの呪われた生活から解き放たれて自分を取り戻せる、まともにまだ生きれるかもしれない、もう感情を潰す薬を飲みながらの毎日も嫌なんだよ、普通のマインドで普通に暮らしたい、ただそれだけ、切実に