僕はお手伝いでも召使でもないんだ.... 子供は自分で何も取りにいかないし、ごみも自分で捨てに行かない...

息子よ、頼むからダディに協力を... 頼むから、助け合ってくれないか? 

やはりもう最初から絶望的にそれは不可能なのか? 何があろうとそれは変わらないのか?

もう、僕らはスタートすら切れずにもう最初からだめなのか? 

 

息子よ、これでは僕らはもう始まる前から終わりだよ... 

 

とりあえずコンピュータ、ゲームを開放しなければ息子は寝ているだけだったのでそれは開放することにした。息子の場合、気を紛らすのはゲームしかないみたいだ... 仕方ない。そして僕は学校に行きなさい、は言わない。休みたいといえばもう休ませてやる、しかし、その責任は自分でとれ、そして君は私学に行っている、ダディはそれのお金を払っているんだよ、... ダディはどんなことがあろうとも君のために、生活を進めるために、どんな思いがあっても、つらくても君が何もしなくてもダディはやらなきゃいけないんだよ... それをしっかり理解しておくれ。少しの間くらいはいいけど、でも遅れるとそれだけ後々大変になり落ちこぼれてしまう、そこをしっかり考えておくれ。そうなったときに僕は何もしてやれない。それは本人の事だから... 

 

と心の底から願うがそんなのはよそに開放したコンピュータを広げてゲームをしだした。いつもの様子だ。息子は葬儀が始まる直前までゲームをしていた。息子はいつ学校に戻るのか、自分が好きで通いだした私学の学校に、レールに戻るのか... 僕にもわからない。

 

僕は妻ではないからべったりくっついて息子を見はったりもしない。もし息子がこれ以後何も改善せず学校のことがぐだぐだのままで進めばそれはそれでもおしまい、でもそれはもう本人の問題。

 

さて、このことばかり考えていても仕方がない。僕は僕で色々と必要な手続きなどごたごたしたことを考えなければいけないからそちらの作業をする。そのための忌引きであり自宅にいる時間だ。必要であれば役所に行ったり、どこかへ行ったりしないといけないだろう。

 

無理強いはしない、でも少しくらい自分で色々と考えてくれ。僕はいろんなところに問い合わせる際に何度も何度も妻が亡くなったと報告しなければならに、正直そのたびに心にダメージがくる感触がる。

 

やれることはやる、息子も見捨てない、でも僕が自然とだめになってしまう際はしょうがない。

現実では、どうしようもないことは本当にどうしようもないんだ、それは残酷な形で学んだところだ。なのでまさにどうしようもないことは本当にどうしようもないんだ。

 

僕がぶっ倒れたらそれでおしまいだ、できればそう僕が追い詰められないようにすこしでもいいから息子が僕を支えてほしいとまだ小さく希望を持ってみる...