悲しい悲しいの毎日だが… 

これからのことを現実的に考えていかなければならない。


確かに妻は今最後の治療をやっているが、このポライビーでの治療… もう治すというのはほぼ無理なものである。仮にこの今の最後の治療が成功したとしてもそれは少し延命に成功したという事になるだけ。しかもその延命期間は2~4ヶ月といったところか… 


まれに1年とかのデータとかもないことはないようだが、本当にまれである。現実的な延命としては3ヶ月伸びれば良い方だろうというのは僕は覚悟しているし理解している。実際あるデータから逸脱して全く違う結果になるという事はそうなかなかあることではない。


1番わかってないのは本人だ。今の時代、何でも情報にアクセスできるので調べればすぐわかる事だが妻はそういうのは調べたりして自分の状況をしっかり知ろうとすることは一切無い。


僕が同じ立場なら、生きてる間に色々と準備するし、残された人たちが困らないようにほぼ完璧に色々とやるだろうが、妻は僕が具体的に頼んでも一切何もしてくれる事はない。大事な事の情報共有すら無い。このまま僕が多くの面倒を知らないままで進むのだと確信している、そして後で僕がとんでもなく様々なことに困る事だろう。そして余計な時間や費用もかかるだろう。そういう意味では本当に僕には絶望しかない。今から本当に憂鬱である。


どうして頼んでもやってくれないんだろう、共有してくれないのだろう、なんて事はもう何百回と思ったが、もはや無理だと諦めた。


何がどうなっても今後僕だけに振ってくる絶望と不幸は変わらない。何にせよ僕1人だけが大変な思いをし、大変苦労する近い未来が待ってるのはもう確信している。


ほんと何ともストレスしかない、不幸しかない、絶望しかないという変わらない人生だとつくづく思う。


自分は本当に不幸、苦労と不幸しかない人生、そして問題ありの息子だけが残りリスクだけは取り除けない。


自分1人だったらどれだけ整理整頓された隙のない人生と日々だったろうか。でも、結局家族を作ってしまった自分に責任があり、それもまた自分が原因の失敗だ。そこは諦めて自分で頑張って何とかして生きていくしかない。



僕の上記においての見積もり、予測はほぼその通りに現実になるだろうと思っているが、それでも僕は間違っていて欲しいと思いたい、この自分の完璧な想定を否定したい自分がいることも間違いない。


投資運用で資産を増やしてきた自分、なので宝くじなんかはマネーリテラシーのないアホが買うものだと今も思っているが、また験担ぎに宝くじを買おうと思う。


どういう験担ぎか、それは当たり前にハズレること。そこに自分の運とやらが使われたり発揮したりしない事。そんなところで大きく当選したら間違いなくそれは運であり、運はそこに使われてしまい妻の命は助からないというお墨付きになるって考える。なのでハズレていいんだ。むしろ当たると妻はもうすぐにでもダメだというのなら確定するという… 


でも、いくら冷静に考えようとしても辛い、妻とはそれなりに一緒に過ごしてきた、こんな終わり方は想像したことなかった、いや、終わってほしくない。

とにかくなんでもいい、ロジカルでなくても完全に意味不明でもいい、助かってほしい、生きて欲しい。今の僕の夢は、この今の3人の家族で普通に暮らすこと、普通に時間を過ごすこと、何でもない日常を3人で過ごすこと、ただそれだけである、他には何も一切いらない、あとは何とかなるし僕が何とかする。


何か奇跡が起きて、元の生活に戻りたいと心の底から願うばかり。