先週の水曜日に意識障害が出て、そこから昏睡状態に入った妻。それと同時にLDHの値が3,000まで上がってしまった。


2つの問題、

・CAR-T療法による副作用からの意識障害、割と重度なものとなり完全に意識が落ちた。呼びかけても反応なくなってしまった。でもこちらはCAR-Tの副作用でICANSと見られている。

・LDHの上昇、CAR-Tを始めてから一度は300台まだ落ちたのに3,000台まで上がってしまった。こちらの方が懸念であり、病気の再発でまた急激に来たのか。CAR-Tをやっている最中にLDHの上昇の原因が全て病気のせいだとかなり望み薄になる。


意識障害の方は日に日に回復していった、意識が落ちてから2日目には目が開き、3日目には話しかける声が聞こえてるのか反応するように、そして本日は少しモゴモゴ言うようになった。でもまだ手足はちゃんと動かせない、しかしながらそのくせに今日面会に来た僕を見て始めに行った事は、iPhoneはもってるか? どこへやった? だ。iPhoneやパソコンはさわれなくなったので貴重品と共に僕が一旦持ち帰った。でも意識が回復してきて1番最初に思ったのはiPhoneらしい。


前にも何度か書いたが妻は冗談抜きでかなり重度のスマホ依存症である。12月に意識障害が出た際に自分につながっている管の先につながっている医療機器をiPhoneだと思ってひたすらタップしていた。妻のスマホ依存症はマジで半端ない。今日も少し意識が戻ったらすぐにこれだ。どうせiPhoneすらまともに持つこともできないしパスコードなんで入力して解除できないだろうと思い、代わりに僕ので試させた、が案の定だ。パスコードロック解除ができない。iPhoneも重いってよ。


あのな、今そんな事言ってる状況じゃねーんだよ、と聞かせた。まともにiPhoneを持てず、タップすらちゃんとできないのにそんなもの触ったら何間違ったことするかリスクが高い。それに、12月にiPhoneのパスコード解除をひたすら試みて何度も失敗したため数時間ロックされたことがあったのでとりあげたこともあった。下手したらひたすら試みて一年とかロックされたらたまったもんじゃない。


妻に以前スマホ依存症だと言ったら認めなかったがこの件に関してはかなり病気的なのは明白である。やれやれだ、まともにiPhoneも待てないのにiPhoneよこせだとよ。ま、そんなこと言い出したって事はだいぶ回復して意識がクリアになってきたって事だが体がついてきてない。でも経過としてはポジティブに受け止めて置く、しかしながらほんとやれやれである。



さて、LDHだが、こちらも今日はついに1,000を切り、800台となった。確かにまだ正常値より高いが3,000→1,700→1,100、そして800。毎日下がってきた。ただこれは意識障害を回復させるためにステロイドを投与した影響もあると思われる。しかし、ステロイドは多少がん腫瘍を抑える効果はあるとはいえ抗がん剤はどの威力はない。ましてや3,000から800に下がるほどそこまで急激に、劇的に有効な効果ががん腫瘍に対してあるとは考えにくいものである。LDHが3,000を超えた際、CTなどを撮り調べたが脾臓も特に腫れていない、どこかにがん腫瘍の塊があるような影もない。頭のMRIの方もそう、一体どこにがん腫瘍があるんだ? てところである。映らないところとかだと骨髄とか? とイマイチはっきりしない結果だった。


LDHが下がってきたのは、攻撃対象となる腫瘍細胞が減ったか、熱ももうないので免疫反応が落ち着いたかのどちらか、あるいは両方の結果かもしれない… 


そこで僕の考察、

▪️ステロイドが下げた可能性: 炎症や免疫反応を抑えた結果、LDHが下がったと考えるのは合理的。ただし、ステロイドだけで3,000から800台への急降下を説明するのは難しいと思われる。

▪️CAR-T療法の効果: CAR-Tが腫瘍を攻撃し、初期にLDHが急上昇した後、腫瘍負荷が減って自然に下がった可能性。これは治療成功のサインとも取れる。

▪️他の炎症の影響: 何か別の炎症(感染症など)が絡んでいた場合、それが収まったことでLDHが下がった可能性もゼロではない。


現時点では、LDHの急上昇がCAR-T療法による腫瘍破壊や免疫反応の結果であり、その後ステロイドが炎症を抑えつつ、CAR-Tの効果で腫瘍が減ったことで下がった、というシナリオが最も自然に思える。ただし、3,000が本当に「がん腫瘍そのもの」だけを反映していたかは、追加の検査データがないと断定しにくい。


この考察があってた場合、単純に妻の反応、症状は通常のそれよりかなり重く激しかったという事。


当事者である妻よりこの病気については僕の方がはるかに理解している。担当医も言っていたが病気について妻に話しても妻からの質問は、いつ帰れますかね? みたいなズレたものだと聞いた。そういう妻の姿勢は依然として変わらないのである。


まあとにかく、現時点を見る限り回復しているようには見えるが僕は安堵しない。ただ、ここいらで僕の考察は当たってて欲しいと願っている。



最近、確定申告で200万近い税金を一気に払った。それでまだまだ月30万の医療費は続く… 今の日本で一体どれくらいのサラリーマンがこの同じことできるのか、しかし正直なかなか苦しいわ。月30万、はっきり言って給与だけではこれは絶対に不可能であった。投資運用していたからこそなんとか可能だった。資産のほとんどを北米ドルにしていたので円安もかなり助けてくれた。


僕はとにもかくにもしんどい毎日が続く、報われない日々、人生がノンストップである。ただ何にせよ、僕は誰の力も借りず全て自分1人の力とノウハウで様々なことをまだ何とか保ち続けている。そういや先月、この状況下で僕の残業が80時間を超えたらしく人事からメールがきたわ。産業医と話す羽目になったがだんだんと自分が私生活でも職場でも最強だと認識し始めたw ってすこしおごりすぎか😂