息子は今週半ばから期末テスト。ずっと一日中コンピュータを見ている。あれがテスト勉強? 何も手に持って何か書いたりテキストを開いている様子を見ない。そして僕が近づくとモニターを閉める。
僕はさ、もはや何も言うつもりは無い。それはもうこれまで数え切れないほどやってきたからだ。もういいんだ。そして100回以上息子には伝えた、この期末が最後のチャンスだと。ほとんど学年ビリにいる成績をV字回復しなければ私学は退学させて近所の公立に転向指す手続きを僕はやると伝えた。何度言っても何も理解しない息子のために私学の授業料、そして毎朝の弁当作りをするのはもうやりたくないからである。僕はそもそも私立受験大反対した身であった。頑張っている息子ならまだしも、大したレベルでない、特に進学校でもない学校に行ってそこで成績がケツとか、僕の労力やお金の投資の意味がこれ以上無いし無価値だからだ。
でも息子は生粋のバカだから何も変わらない。目の前の遊びや道楽を優先する。なぜか知らんが僕が転校なんかさせないと考えてるようだが、僕を甘く見過ぎ。そろそろアホな息子の公立中学への転校が現実味をおびてきた。
はっきり言ってずっとコンピュータの背中をこちらに向けて一日中それでいる息子がテスト勉強しているとは思えない。何か書く様子もない、十中八九何か動画を見ているのだろう。もうわかっている。こいつの期末はおそらく予想通り死ぬ。
てことで、こちらで息子のコンピュータでの様子をモニタリング機能で確認できるので手元で見てみたが、今日の一日中、ブラウザを広げて動画を見ていたようだ。9.5時間もそれの記録だった。それを見せて本人に聞くと、今日は何も勉強していないと自白。まあ知ってたよ、君はそういうやつだ、どんな事があろうとも変わらない。予想通りだ、正直息子を信じてはいなかったがやはり僕は正しかった。
まさに一体どういうつもりなのか聞いたらダンマリだった。前回にテスト期間中にゲームしまくって20点とかいうテストの成績を並べて、散々話ししたのに、やはり、やはりやはり変わらない。バカは死ななきゃ治らないとはよく言ったものだ。
そもそも、机に向かい、教科書やその他のテキストを広げているところを全く見ない、あれで勉強しているわけがないのは明らかだった。
今日僕はあいつが一日中動画見るために食事を用意して家事してたのか、頭痛が激しく辛い中、ほんとオレってバカだよな。オレは一体何のために頑張っているのか。
僕は悟った、期末も終わりだ。約束の平均点を上回るという条件は間違いなくクリアすることは無いだろう、勉強をなめんな。そして春休み中に僕は確実に息子の私学を退学、そして近所の公立へ転校させる手続きを取るだろう。でもこれもすべて僕の想定内、予想通りの流れだ。息子なら必ずこうなると思っていた。
でもこれで僕は毎朝の弁当作りから解放される、学費の支払いからも解放される、意味のないこの大きな負担から解放される。カスのような息子という呪いから逃れられることは無いが、毎日の負担を取り除くことができる。公立に行けば給食もあるし学費も無い。その後の息子の進路? 僕の知った事ではない、僕は息子にさまざまな恵まれた環境、勉強できる環境を与えてきたがそれをしないという選択をしたのは息子だ。なのでもう終了だ。
これは予想通り、予定通りだ。カスみたいなバカな息子でこれもまた僕の不幸のひとつだ。
僕の不幸の原因の全てはどれをとっても紛れもなく僕以外である。こんなに報われない人生はなかなか無いだろう。
公立に転校させたあと、息子のために色々と頑張るつもりはもうない。毎日食事などもきちんと用意するつもりもないし、その辺は放置する予定だ。こんなにやりがいのない無駄な事はない。当たり前だが高校受験のための塾通いなんて費用は出すつもりもない、当たり前だ。
次の僕の予想、こんなやつではおそらく高校はいけないだろう。中卒で終わると思う。
でも僕はやれるだけのことはやった、でもこれは本人の問題だ。恵まれたチャンスは十分に与えた。
あーほんと、自分は不幸の王者だと確信している。
こんだけ頑張ってこんだけ報われないってのもマジであるんだな。
今日は落胆に満ちた日だよ。でも驚きは全く無い。どこまでいってもなっても、息子がカスである、バカであるというのは覆らない… 知ってたけど、まぁ残念には変わりない。
はぁ、これからこのバカが自分の人生の中にあると思うとうんざりする。何かでいなくなんねーかな、ほんと。僕は生きるしか無いのなら、僕は自分の幸せを、人生を取り戻したい、この呪われた人生から解放されたいと願う。