ブレーメンへ週末旅行 | オランダでお茶とランチ

オランダでお茶とランチ

おそらくお気楽生活の記録です。

ブレーメンの音楽隊で有名なブレーメンへ行ってきました。
旦那さんの都合もあり金曜夜に出発して一泊し、土曜夜に帰ってくるという弾丸スケジュール。滞在時間短いかと思っていたのだけど、意外にちょうど良かった。

まずは有名なローランド像。
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そして市庁舎。無念の修復中で全体像が見れず。。でも、ドイツでも最も重要な市庁舎の一つと言われるだけあり、重厚な佇まいでした。
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この市庁舎の左側の方に、ブレーメンの音楽隊で有名な、4匹の動物の彫刻があります。

そして楽しみにしていた市庁舎のガイドツアー。チケットはローランド像のある広場の一角にあるインフォメーションオフィスで買えました(ローランド像に向かって斜左方向の角にあるビルです。最初わからずにぐるぐる歩いてしまった)。10時ごろ買いに行ったら、11.12.15.16時いずれの時間も選べたので11時開始のツアーに参加しました。

まずはボールルーム。二階の観覧席は左側がパーティーの時の演奏者用、そして右側は参加が許されていなかったご婦人たちの見物用、だそう。
1545年から毎年、街の有力者などが集まる有名なパーティーがあるそうなのだけど、なななななんとビックリマーク数年前までずーーーーーーーーーっと女性は参加できなかったのだそう。今年?か去年?初めて女性が参加したとのこと。ブレーメンは保守的な街なのです、、、とガイドさんが言っていたけれど、いくらなんでも驚きびっくり

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続いてお隣は会議場。豪華~の一言に尽きます。ヨーロッパで初めて、この広さで円柱なしで作られた部屋だそう。天井からは船が吊るしてあります。

螺旋階段側から二番目の船が最も古く、15世紀のものだそう。それから部屋の中央あたりにある、大聖堂の両脇に人が並んだ絵。これは左側の男性がエンペラー、右側が教会の司教(bishop)。そしてよく見るとエンペラー側の塔の方が司教側の塔よりも高く描かれています。これは、当時の教会への抵抗を示したものだそうです。。

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天井には、丸枠の中に歴代のエンペラーの肖像が並んでいます。でもよく見ると皆似たような顔。。理由は、同じ人が全員を描いた&写真もなかったので顔が皆似てしまった、ということらしいです。
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それから中央にある螺旋階段付きの船?を模したもの。。なんかよくわかんないけど凝った作りだ~

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この螺旋階段の中は黄金の会議室、でいいのだろうか、、Golden chamberがあります。でもオリジナルではなくて、20世紀にアールヌーボー風で再築されたものだそう。

螺旋階段の彫刻は人生の苦楽を描いているのだそう。 階段の上にあるのはヘラクレスの像。。でもガイドさんは、これはヘラクレスのイメージとは全然違うのであまり好きではない、、、と。ヘラクレスと聞いてツアーの参加者の皆さん(イタリア、スペイン、アメリカの方々)は、確かにヘラクレスっぽくはないわーと納得の様子。。皆ヘラクレスと言われたらすぐイメージが湧くんだなぁ、と一人感心していたら、我が旦那さんも、確かにあれはヘラクレスっぽくない、と言っていました。ピンとこなかったのは私だけ!ギリシャ神話読み直そう。。

それからもう一つ、壁の絵。
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(写真お借りしました)

れはソロモン王の賢さを示す逸話を描いたもの。
2人の女性がこの赤ちゃんの母親だと名乗り出たので、ソロモン王が赤ちゃんを二つに割いて二人で分けなさいと言うと、片方の女性はそれならいいですと引き下がった、、、それを見てソロモン王は、子供の命を優先したその女性が本当の母親だとして、その女性に赤ちゃんを渡した、というどこかで聞いたことのあるお話を描いた絵だそうです。賢さを示す象徴としてこの逸話はヨーロッパ各地にあるとのこと。日本にも大岡裁きで似たような話があったはず。。

40分ほどのツアーだけど、説明もしっかりしてくれるし参加する価値ありました。

ツアーの後は狭くて可愛い通りが続くシュノーア地区。

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こちらは別のベトヒァー通り。右側の建物のファサードの間にあるのは、Meissen製の鐘だそう。
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それからこちらもよく写真で見かけるやつ 笑。ゼーゲ通りの端っこにありました。
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最後は市庁舎と同じ広場にある大聖堂。なんかオランダのゴツゴツした無機質なのを見慣れてるからか、この暖かみのある感じが良かったです。
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お土産に、市庁舎の地下(入り口は裏手にあります)のワイン屋さんBremer Ratskellerでワインを買ってきました。
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ブレーメンは見所が中心部に集まっているので短時間で効率よく周れて、1日でもしっかり楽しめました。思ったよりもずっと良いところだった。

クリスマスマーケット時期もいいだろうなぁ、、、と思って、クリスマスマーケットでどっか行った帰りにまた寄れるといいね!って旦那さんに言ってみたものの、「どこ行っても帰り道に通らないよね!?」と言われてしまった。確かに笑い泣き