ライフプランを描く④ | インドネシア生活・就活情報

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お金は生きていくうえで、必ず必要なものであり、そして重要なものですが
お金はあくまでも生きる上での手段であり、それに支配されることがあっては
ならないと思います。

お金に支配されない生き方を送る上で、参考になる良い本を読みました。
となりの億万長者―成功を生む7つの法則/トマス・J. スタンリー

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この本を書いたお二人は、アメリカの億万長者を対象に、
彼らが如何にして資産を築いたのかについて、1万人以上の億万長者へのアンケートや
ヒアリングによる分析を行っています。

彼らが調査していく中で、億万長者の特徴として浮かび上がったのは
当初の想定とは大きく異なるものでした。

・平均的な億万長者が買った一番高いスーツ 399ドル
・過半数の億万長者が所有する車の値段 30,000ドル以下
・3/4以上の億万長者は中古車を買う


多くの億万長者は一見億万長者らしく見えないそうです。
それは、彼らが普通の人と同じような家に住み、車に乗り、スーツを来ているから。

逆に、収入が高くて一見、資産を持っていそうな人に限って
あまり資産を持っていない場合が多いようです。
それは、自分のステータスを誇るために、高い家に住み、高級車に乗り
高級スーツ、時計に身を包んでいるためにその様な印象が生まれるけれど
入ってくるお金が直ぐに出て行ってしまうので、
そういう結果になってしまうという理由からです。

一方で、億万長者にはとにかく倹約家が多いようです。
彼らの信条には、以下の様なものがあります。

■安物を買わずに、良いものを買う。けれども定価で買ったり、衝動買いすることはまずない。
■経済的にしっかりした基盤を持とうと考えているならきっと実現できる。だが、良い暮らしをするためにお金が欲しいと思っているのなら、一生、金は貯まらない。
■収入という「攻め」だけではなく、無駄な支出を抑えるという「守り」が大切だ。世の中には「守り」が出来ていない人が多い。
■家計予算を立てずに暮らすのは、事業計画や理念なしで会社経営するようなものだ。


本の中である億万長者が彼の誕生日にロールスロイスを贈ろうと企画していることを
事前に聞いて、それを断ったというエピソードが紹介されています。

それは、以下の理由によるもの
・ロールスロイスでは趣味の魚釣りに気軽に行けないし、
 後部座席に釣った魚を乗せるのも気が引ける。
・好きな大衆レストランに行けないし、人付き合いにもお金がかかる。
・自分の会社の従業員が、社長は法外な報酬を得ているという印象をもつ。
・ロールスロイス所有者に相応しいライフスタイルを送る必要がある。

消費についての考えは人それぞれですが、
お金に支配されない生き方をするためには、
自らの経済基盤を確立し、その範囲で消費に回す分をコントロールしていく必要があります。

周囲に見せびらかすためにお金を使ったり、衝動的にお金を使うのではなく、
本当に価値のあることにお金を使うことが賢いお金の使い方だと思います。

この本を読めば億万長者になれるという訳ではありませんが、
1万人以上の億万長者のライフスタイルから帰納法的に導かれた教えについて
学ぶことができると思います。