クリスマスも終わり
段々と年の瀬に近づいてきましたね。
特段クリスマスらしいことは何もしていません。
やるべきことを粛々と…
病院で、訪問理容が来るタイミングで
父の髪を切ってもらいました。
ベッド上でバリカンで刈ってもらいましたが
慣れていらっしゃるのか
あっという間に終わりました。
首が動かないので
持ち上げて後ろ側もバリカンしてもらいました。
洗髪するはずだったのですが
その日にちょうど機械浴をしてもらったので
そのまま理髪だけで終わりました。
ベッド上で髪の毛洗うのも見てみたかったですが
それはまた次回。
そのあと私が髭も剃って
さっぱりした父。
顔が穏やかになりました。
今日は、
病室に行くと
目を開けていましたが
目線が違う場所を見ていました。
私の後ろ側、天井、壁の方をじーっと見ている感じでした。
何度か呼びかけて
私の方を見てくれましたが
今は、
以前握ってくれた手に力も入らないし
悲しいけれども
はっきりと認識してくれているかどうか定かではありません。
眠っている時間も増えてきました。
たん吸引は相変わらず苦しそうですが…
今までできていたことができなくなり
徐々に弱っていくのを見るのは
胸を引き裂かれていくようだ
悲しい
つらい
でも
死ぬことは悪いことではないと思います。
死は
いいことか
わるいことか
と聞かれたら
その二択であれば
死ぬことは悪いことではないと私は答えます。
かなしくて
つらいことではあるけれども
いつか自分も迎える
自然の摂理なのだ
そう言い聞かせています。
昨日
家にあるエアマットと、
車椅子を引き上げました。
病院ではエアマットは使えないのと
普通の車椅子は、首が自立しないため
今の車椅子では無理と判断したためです。
入院が長引く可能性があるので
家にあっても無駄に費用だけがかさみます。
電話した当日に
福祉用品の会社が取りに来てくれました。
福祉用具の担当者に
「今年も大変お世話になりました」と
ご挨拶して
「いろいろ状況が変わることがありますが
また柔軟に対応していきますね」とおっしゃっていただけました。
すぐ次の日に届けてもらえたり
ショートステイ先にもエアマットを持っていってもらったりと
いろいろと配慮のある担当者の方でした。
介護ベッドは
いざ、父が退院のめどがたち
家でもう介護をしないと決めたときに
引き取りに来てもらうということで
その決心をしたときにご連絡することにしています。
みんなに支えられて
父の介護が成り立っていたのだなと
改めて思います。
生きるって何でしょうね。
死のことを考えると
死ぬまで時間を生きるということですが
正解も何もない世界。
人間、やはり
最後は苦しみたくはないけれども
こんなに弱って
体が動かせなくなっても
点滴やバルーン、胃ろうやたん吸引
チューブに繋がれている父を見ていると
なかなか楽に寝ている間に
ぽっくり亡くなるというのは難しいのだなと
あらためて思い知らされます。