「隣の芝は青く見える」という言葉がありますが、実際に隣の芝が青く見える事はありますか?
同業他社、異業種、ヒト、モノ、カネに対して自分と比較する、比較される事は無きにしも非ずでしょう。
同業や異業種を見ていて、どんどん出た利益で店舗を増やして、人も増やしていく場合をよくみかけます。
このパターンは心配です。
一見、拡大路線で見ていて華やかなにも見えるでしょう。
それは一つのスタンスなのでとやかく言うつもりもありません。
が、私は最初からそうしていません。
利益も出ていないのに借入をして人を雇用してどんどん売り上げと店舗、人数を増やしていく事を健全だと思っていなかったからです。
必ず衰退期というものがやってきますから。
利益(内部留保)を置き、増やす。
増えた分で必要に応じて再投資する。
この考えがベースにあります。
なので、ある店舗の経営を全て任せたいとお願いされた時も二つ返事でオッケーを出せなかったのです。
(相談してお断りしましたが)
単純にですが
A)100億の売り上げで利益が1億
B)10億の売り上げで利益が1億
の会社があったとします。
利益を出すためのコストとして見た場合にはどうでしょう?
Aは99億のコスト
Bは9億のコスト
同じ利益を出すのにどちらがいいでしょうか?
どちらが健全でしょうか。
何を選択し、集中するのか?
それら全てが歯車のようにガチっと噛み合う事が大切ですね。
まぁ、やりたいようにやればいいんですけどね。笑