1月、前回の採血から1週間後に今年最初の診察を受けてきました。

採血を1日遅れてしまったのでもしかしたらウィルス量が出ていないかもなと思いました。


しかし今回の病院は前のように1週間かからないようで良かったです。




年末に検査を受けれる環境が整ったので年明けとともに気持ちよく病院へ向かいました。





僕「明けましておめでとうございます」

医師「今年もよろしくね」


医師から体調などを尋ねられました。

僕「口腔カンジタがだんだん広がってきたので年末に耳鼻咽喉科で薬をもらって今は落ち着いてます」


医師「どんな薬?」

僕「オラビ錠という前からよく処方されてるミコナゾールの貼り付け薬ですね」

医師「ほー貼り付け薬があるのか」





医師「それで正月お酒飲む機会が多かったりした?」

僕「いやー全くないですね」



医師「そうかー肝臓の値がね。ちょっと高いんだよね。急を要するとまでは行かないけど少しってわけでもなく中程度かな。」

医師「B肝、C肝の検査受けたことある?」


僕「あーHIV発覚で拠点病院最初に受診した頃なので一年位前ですかね。B型は過去にかかった形跡もなく陰性でC型は記憶が曖昧ですけど多分受けたと思います。」




医師「だいぶ期間も空いてるし今度の採血の時にB型とC型のスクリーニング入れておくね」

僕「わかりました」





そう言って検査結果をもらいました。


CD4/8比が少し下がりCD4比も下がっています。
白血球数は横這いでALTとASTが3桁にはなりませんでしたが高値でした。




医師「若干やっぱりCD4も下がってるね。ウィルス量も少し増加してるね。」



医師「それでも服薬開始前に比べればまだ身体が頑張ってくれてるね。ただ数値が少し動いてるから次回はあまり期間をおかずに予約を入れておこうね。肝臓も少し気になるから」



そう言って今回はあまり期間を空けずに2月に予約を入れてもらいました。




医師「僕もね、やっぱりHIVの患者さん色々みてきてね。悪性腫瘍になる人って多いんだよね。」


医師「最初の時にこの癌なら助かるでしょって思うんだよ。普通だったら多くの人がまあ死には至らない癌かなって思うような癌ね・・」


医師「だけどね、治療への反応がやけに悪かったり、タチの悪い癌だったりしてね。結局助からずに見送ることになるって多いんだよね。HIVの人はやっぱり不思議なんだけどそういうの多いんだよね。」



その後、リスクについて暫く話がありました。

・治療を一度して中断する事は元々治療始めず放置している状態よりも身体への負担が大きい事
・次回服薬再開しても以前のようにCD4などが回復しない可能性が高い事
・こうやって時期を見計らっている間に数値は良い状態のまま身体の方が悪性腫瘍やリンパ腫になる危険性






医師「これからも毎回言うことになるからね。こうやってケントくんと話し始めてさ、しっかりしてるし話も上手だし、勿体無いというか、身体を賭けるっていうのは割に合わないよと思うんだよね。」

医師「これでも気は変わらないかね?」




僕「そうですね。長い時間をかけ覚悟を決めてやった事なので、中断と服薬を何度も繰り返す事の危険性も重々承知なので、一生の中で一度だけの中断が今だと思ってます。」

僕「2度目は本当に命に関わる可能性も上がってきますからね。これが一度きりです。」






医師「そっか。まあ気は変わらないんだろうけど本当に医師という立場じゃなくても思うけど、この話は今日はこの辺にしておこう。」




医師「それでと・・最近は怠さは?下痢は?」



僕「怠さはやはり続いています。下痢は逆に服薬中断してしばらくすると、あれだけ続いていた下痢が今は止まってるんですよね。笑」




医師「体重減少については最初の病院の初診の時に減ってたんだっけ?」


僕「そうですね発覚して拠点病院に行った時点で、その前の一年くらいで徐々に痩せていって10kgくらい落ちてました。そこから今は回復してきて今はだいぶ平常時に近づいています。」




医師「そっか、現時点だと診断書の項目に該当する部分がもう少し足りないのかな。また体重も減ってくるかもしれないしね。」


医師「ケントくんの予定としてはどこで服薬再開のタイミングと考えてる?」


僕「やはり診断書がきちんと書いてもらった段階でと考えてます」



医師「なるほどね。日常生活制限の項目もあるしこれから様子みていかないとね。」

医師「肝臓の数値も気にかかるし何か異常があれば直ぐ電話していいから、次の予約前でも異常があればいつでも診るからね」



僕「ありがとうございます」





そうして診察は終了し診察室を後にしようとしていました。


医師「あー!ひとつ言い忘れてた!セーフセックスだけは守ってね!今のウィルス量だと十分感染力あるし、タチだと相手に感染させる可能性高いから!」

医師「服薬してない間はセーフセックス厳守ね」



僕「はい!笑」

僕「その点はご心配なく、8月の中断以降セーフであってもセックス自体一度もやってませんから!笑」


僕「万が一機会があっても感染させるような事はしたくないのでそっちは大丈夫です」


医師「そうか!まあ、それだけはきちんとね!じゃぁ今年もよろしくね」






診察終了です。

次回の病院は2月です。