病院に行くと何度か見てもらったことのある先生が外来診療でした。この先生は実際は僕に検査を勧めた先生の上司であり、特に心配しなくても大丈夫ですよって僕に言っていた先生です。

僕「結果を知りたいので教えてください」
先生「主治医から伝える事なのでできないし、私は内容さえ知らない」
僕「検査結果に関する事だと思いますが翌日電話がかかってくるという事は緊急性があるはずです。」
先生「だから月曜日に来てください」
僕「先生に診てもらったことの方が過去の回数を数えるなら多いんですけど?」

押し問答が続き・・

先生「私がわかる範囲でしたら診療データに血液検査の一般項目の数値(即日でる白血球などの普通の数値)なら出てるようなので教える事は出来ますけど、他の項目は教えれません。」

僕「じゃー先ず一般項目は?」
先生「このように特に大きな異常はありません」

一般項目の検査結果を手渡たされてまだ粘る

僕「検査を依頼した先生は他の病院に行っているならばそこを今から受診したいので伝えてください。」
先生「いやー無理だから」

押し問答がさらに続いたのですが、僕のある言葉で先生が動いてくれました。

僕「僕はゲイで保健所で検査も定期的に受けてきました。HIVになった人も見てきました。泣いて相談を受けた事もあります。HIVも身近に感じてきました。だからたとえ陽性だったとしても驚きません」

「心配なのは今の体の状態です。リンパ腫であったり癌であったりす事です。心配を抱えて土日を不安に過ごす事は苦痛です。逆に何かあるなら今日しっかり聞いて土日で考えを整理し月曜からは治療に冷静に向き合いたいです。」

この話をすると先生の表情は変わりました。主治医に許可をとるから少し待ってくれと言われて一度診察室から出て再度呼ばれました。

先生「HIVスクリーンニングで陽性となっていらようです。HIV+の可能性があるようです。これ以上は主治医に聞いてください」

先生が真実を告げてくれたことに感謝を伝え病院をあとにしました。