
一般の方はあまりご存知ないかも知れませんが、これまでも大規模なネットサービスを運営する企業では「ネットサービス保険」みたいなものに加入している会社が多く、不慮のシステム障害や情報漏えいなどで顧客や取引先企業に損害を与えてしまった場合の補償を行うための損害保険です。
個人情報漏えいに特化した商品などもありましたが、来年1月から運用が開始されるマイナンバーに特化した新しい損害保険の登場ということで、マイナンバーの取り扱い事業者になる企業から損保会社へこぞって問合せなどを行っているとの事…
マイナンバー保険に加入意思のある企業の中でいくつくらいの会社が自社システムのセキュリティ強度を見直し、事前に対策をしているか微妙なところかなと思います。
システム改修には莫大なコストがかかるため、システム改修にコストをかけるよりも保険の支払費用の方が安価に済むケースもあると思うので保険を選択している経営者の方もきっといらっしゃるはず…
よりコストのかからない選択をすることは企業経営者であれば正しい選択なのですが、情報漏えいという問題はコストだけでは帳尻の合わないデリケートな問題を多々含んでおり、自社の営みにとって大切なお客様の個人情報を守るためにどれだけの時間とコストを費やしたかによって企業の信頼度も高まっていくと思いませんか?
一たび、個人情報の漏えいを起こしてしまえば、長期的なダメージは大きく徐々に顧客離れも進んでいきます。
100%安全なセキュリティは存在しませんが、より不正アクセスされ難いセキュリティを一生懸命考え、自社のシステムやサービスに実装することに最大限の力を使って欲しいものです。
♂ELAMICA
ぽちっとご協力宜しくお願いしますm(_ _)m